【ラオス】植物

2011年2月14日 (月)

ガガイモ科の果実(ラオスの市場にて)

市場で売られていたガガイモ科植物の果実。青マンゴーのように薄切りにして、唐辛子&砂糖やナンプラーなどをつけて食べるそうです。果実だけをちょっと味見してみたけど、決して美味しいものではありませんでした・・・。味はさておき、日本のガガイモも食べられはするに違いない!
Gagaimo

以前紹介したヌルデの果実も山手にある露店で売られていました。日本に帰ったら試してみたいものばかりです。

2011年2月10日 (木)

ヨモギ(ラオス)

ラオス北部で見かけたヨモギ属(Artemisia)の一種。ニシヨモギ(Artemisia indica)とかその辺りになるのでしょうか。
Yomogi

標高1100m近くの道路ののり面に生えていました。
Yomogi2

2011年2月 8日 (火)

山間部の耕地雑草

ラオス北部の山間部の水田のある風景は、どこか日本に通じるところがあって、とても懐かしい雰囲気に包まれていました。特に狭い谷地にある田んぼは乾季の最中でも湿り気が残っており、いわゆる雑草が旺盛に生育していました。5分だけ立ち寄らせてもらいましたが、とても興味深かったです。白く咲いているのはカッコウアザミ。 この時期は畑として利用されていて、ネギ、ニンニク、ディルなどが雑草に混じって植えられていました。
Rice_field

ここで大群落を形成していたのはヘビイチゴの仲間でした。ヘビイチゴ(Duchesnea chrysantha)そのもの?
Hebiichigo

ヤマハコベ(Stellaria uchiyamana)と思われるものも。
Yamahakobe

水があるところにはナンゴク?デンジソウもありました。
Denji

これはギシギシ属(Rumex)の何か。スイバというよりはギシギシに近い印象です。
Suiba

これはコキツネノボタン(Ranunculus chinensis)だと思います。果実が縦に長くて、そう果の先がかぎ状になっていません。日本ではまだ見たことなかった・・・。
Kitune3
Kitune

タイトルで用いている「耕地雑草」という表現が一般的なもののか、実はよく知りません。英語ではarable weedと言うそうです。arable、そんな単語を今日まで知りませんでした。大学は農学部だったのに・・・

2011年2月 6日 (日)

Prunus cerasoides

ラオスの山岳地帯ではサクラの一種、Prunus cerasoidesが開花を迎えていました。比較的広く分布する種のようで、ラオス北部では標高の高いところ(>約800m)を中心としてちらほらと見かけました。いわゆる「さくら」をCerasus属とする見解もあるのですが、ここではタイの図鑑に従ってPrunus属としておきます。
Prunus

近くで見ると、やはり花や葉は日本でお馴染みのサクラそのもの。花の中心部が濃く、カンヒザクラを少し連想させます。カンヒザクラのシノニム(変種)とする見解もあったようです。
Prunus2

ベトナムとの国境では旧正月(春節)を祝うため(おそらく販売用)、ラオスからたくさんの枝がトラックやバイクに満載され、持ち出されていました・・・ううむ。

おまけとして、上の写真の左に写りこんでいるちょっと気になったLoniceraも。花の形は日本のスイカズラ(L. japonica)を寸詰まりにしたような感じ。熱帯に長くいると、こうした温帯域を分布の中心とする植物に出会うと何だか落ち着きますね。
Suikazura

2011年2月 4日 (金)

Thysanolaena latifolia

ラオス北部の山間地帯ではあちらこちらで、下の写真のようにイネ科植物の穂を乾かしているのに出会いました。収穫した田んぼの跡地だったり、家の前の道路だったり、家の屋根の上だったり。時間さえあればこのイネ科の穂をせっせと集めているようで、車中からはこの穂を持ち歩く子供達の姿を何度となく目にしました。
Tiger_grass1

何の穂だろう?と、車中からでは想像に至りませんでしたが、車を停めて手にとって見るとすぐに分かりました。Thysanolaena latifolia (T. maxima)でした。インド~中国~インドシナと広く分布する種でして、タイやラオスではちょっと山に行けばどこにでも生えているごく普通種です。英名はTiger grass。日本には分布していませんが、ヤダケガヤという和名がついているそうです。
Tiger_grass

これの用途は「ほうき」。ある程度乾燥すると、穂を思いっきり叩きつけ、不要な種子を落とします。その後、乾燥して整えられた穂は、やがて買い付けにやってくる車でほうき工場?へ運ばれていきます。中国の国境近くでは乾燥した穂は中国へ運ばれているとのことでした。
Tataki

職場でも我が家でも、タイでお馴染みのほうきはラオスからやってきたのかもしれませんね。
Houki

2010年11月26日 (金)

Ardisia helferiana

花序の軸やガクに毛の生えるヤブコウジ属の木本(Ardisia helferiana)。
Ardisia_tree

この仲間は花があると一目瞭然。すぐにヤブコウジの仲間と分かります。
Ardisia_flower

果実は黒く熟す模様。花序の毛は相変わらず際立ってみえます。
Ardisia

2010年11月25日 (木)

浮き稲2

ラオスでは前回訪れた浮き稲の自生地を再訪してきました。
前回は緑一色でしたが、、今回は花序を出していたため、全体が茶色がかかって見えました。
Oryza2

タイやラオスで栽培されている水稲(もち米を含む)は今がちょうど刈り入れシーズン。果実を見ることができると期待して行った訳でしたが、浮き稲はまだ開花している状態。幸運でした。花序はこんな様子。栽培種と違って当然果実の数が少なく、芒が約4㎝と長いのに驚きました。
Oryza_2
Oryza3

水中に伸びる茎は紫色を帯びて中空となっているようです。
Oryza4

果実の時期に行くことができたら収穫して食べてみたい・・・と夢は膨らむばかり。1月後半から再度ラオスに行くことが決まっているので、機会があれば是非チャレンジしてみたいものです。

2010年11月22日 (月)

Rhus chinensis (Rhus javanica)

タイでもしばしば見かけるヌルデ。山の多いラオス北部ではもっと多い頻度でこのヌルデに出会いました。乾季の入りは日本でいうところの秋にあたり、葉は紅葉して多くの果実が実っていました。日本での学名はRhus javanica var. chinensisが一般的なようですが、こちらではRhus chinensisが用いられているようです。ではRhus javanicaはどんな植物なのだろう???
Rhus_chinensis

そのヌルデの果実、同行していたラオス人が「これは食べることができるんだぞ!」と果実を採って私に勧めてきました。ヌルデはウルシ科の植物で、昔読んだ図鑑では確か樹液などでかぶれる人もいる・・・と記してあったことと、そしてヌルデの果実を見たことのある人なら分かる白くてよく分からない例のアレが付着していたことで、少し抵抗感を覚えましたが、地元のラオス人が食べるのだから・・・と食べてみたところ、苦味や渋みは全くなく、単に酸っぱいだけ!いや、実際には多少はあるのかもしれませんが、それを上回る強烈な酸味でした。
Rhus_chinensis_leaf

こちらの若い枝はこんな様子。日本でそこまでしっかり見て記憶していませんが、全体的なつくりは粗放的というか大雑把というか、そんな印象を受けました。上の葉もそんな感じ?ちなみにラオスのヌルデの乳液を腕に塗ってみましたが、翌日になってもかぶれませんでした。
Rhus_chinensis_tom

これは地元の人がかごいっぱいに収穫していたヌルデの果実。そのままでも食べたり、豆腐を作る際の「にがり」としても使えるそうです。
Rhus_chinensis_fruit

日本でもヌルデは低山ならどこでも生えているので良いですよね。山登りや農作業などで疲れた時には、頭が冴えて元気が出るに違いないでしょう。今回のラオスで一番勉強になった出来事でした。

2010年11月18日 (木)

5度目のラオス

ラオスから無事戻って参りました。
今回はビエンチャンから始まり、ルアンパバーン、サイヤブリの地で調査を行ってきました。ルアンパバーンは何と世界遺産の街だそうです・・・世間知らずの私は現地に行くまで全く知りませんでした。ラオスの方々ごめんなさい。世界遺産ということもあってか、観光客(特にファラン)がいっぱいでした。物価や宿も比較的安く、街が小さくまとまっていた印象だったので、のんびりと過ごすにはとても良いところでしょう。
Luan

調査地の間は主に車での移動。移動にかなり長い時間をかけましたが、道路近くから見ることのできる山は焼畑が盛んのようで、深い森は全く見られませんでした。いやはや、ここまでとは・・・。
Hage

ルアンパバーンからサイヤブリへはメコン川を船で渡ります。中流域と言ってよいのか分かりませんが、こんな様子でした。この辺り一帯はところどころに浅瀬があり、乾季は大型船が使った長距離輸送ができなくなるそうです。
Mekon

という訳で、またボチボチとラオスで見ることのできた植物を紹介していけたらと思います。今回は植物好きの研究者の方が日本からお越しになられ、植物談議に花を咲かせることができました。

2010年9月12日 (日)

Cleome vicosa and C. rutidosperma

ラオスの同じ水田の畦に黄色いフウチョウソウの仲間(Cleome)を見ました。これはCleome viscosa。ヒメフウチョウソウという和名もあるそうです。
Huutyousou
Huutyousou2

コンケン周辺ではアメリカフウチョウソウ(C. rutidosperma)を最も多く見かけます。写真は職場の畑で撮ったもの。
Cleome_rutidosperma
Dcleome_rutidosperma2

その他、タイではフウチョウソウ(C. gynandra)を見たことがありますが、写真には撮っていませんでした。残念。

日本にもフウチョウソウ科(Capparidaceae)の植物が自生していなかったっけと、頭をひねったらギョボク(Crateva adansonii)がそうだったことを思い出しました。葉っぱの状態は何度か見たことがあるけれど、花はまだ見たことがないなぁ。

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