【タイ】旅

2010年11月 4日 (木)

Phu Soi Dao National Park

Phu Soi Dao National Parkの紹介です。

登山道の標高差は写真の通り。標高650m前後からスタートして、1633mまで登ります。Phu  Kraduengのような登山道沿いの休憩所はなく、山頂で宿泊する場合はテント・食糧等全て持ち込むことになります(麓の事務所で借りることもできます。また、荷物はポーターにお願いすれば、15バーツ/kgで荷揚げしてもらうこともできます)。
Trail

登り始めは沢沿いの竹林。しばらく沢伝いのコースです。
Trail2

そこから斜面を登って標高を稼ぐと、やがて照葉樹林が出てきます。明るい森ですが、木々の様子や林床植生から、過去にかなり人の手が入っていた様子が伺えました。そういう意味ではちょっと残念。
Trail3

標高1400mにも達すると、尾根沿いに伸びた登山道沿いに大きな木々は見られず、草原が発達していました。写真はEuraliaの一種ですが、ワラビもたくさん生えています。Trail4

そして1600m付近に広がる台地にはP. keisyaの松林が広がっていました。この場所は数十年前にラオスとの戦場であったそうで、その影響もあってか、松林の林床植生はとても単純なものでした。優占種でこの時期に咲いていた植物はツユクサ科のMurdannia  giganteaとゴマノハグサ科(シオガマの一種)Pedicularis evardiiと2種のマメ科植物くらい。キャンプサイトもこうした松林の中にあります。
Trail5

全体を通してですが、登山道沿いは良くも悪くも人の手が入リ過ぎていて、そういう明るい環境、撹乱環境を好む植物を見たい方にはうってつけかな、と思う一方、腐生植物や着生ランなどを見てみたい方には少し物足りない感が残ってしまう印象でした。1600m付近にあるテントサイトから片道3時間で登ることのできる山があるそうなので(当然さらに標高が高い)、そちらに行けば着生植物は豊富に生えていることでしょう。次回があれば、必ずや!

2010年11月 1日 (月)

Phu Kradueng

週末はタイ人の友達とPhu Kraduengに遊びに行ってきました。

同世代・・・と言うには私は少し年を取り過ぎていますが、久々に(?)若い世代だけ遊びに行って、とても楽しかったです。植物もちらほらとまだ見たことのない花も見ることができました。これもPho Soi Daoと合わせて、ボチボチ紹介していきたいと思います。

今回のPhu Kraduengで最も印象に残った植物はトクサラン(Cephalantheropsis gracilis)。冬に咲く本種は屋久島では普通種なのですが、実はそのような時期に訪れたことがなかったので、まともに花を見たことがありませんでした。タイでも寒い時期に咲くようで、ようやく花を拝むことができました。
Tokusaran

2010年10月25日 (月)

Phu Soi Dao & Phu Hin Rong Kla National Park

無事戻りました。

この3日間でPhu Soi Dao National ParkとPhu Hin Rong Kla National Parkを駆け足で巡って来ました。
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1日目 Phu Soi Dao National Park。標高約600mから1600mまで登り、テント泊。
2日目 下山、Phu Hin Rong Kla National Parkへ移動。日没前に1時間散策。同公園泊
3日目 公園を30分ほど散策して、ピッサヌロークへ知人を迎えに行き、コンケンに戻る
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いやはや、相変わらずハードな旅でした。
詳細はまた追々紹介していきたいと思います。

Phu Soi Dao National Parkの標高1600m域の台地上に発達していたマツ林(Pinus kesiya)。以前見たPhu Kradueng National Parkと同じマツ林でしたが、林下の植生はこちらの方が乏しいという印象。マツ林を維持するためか、火入れしているようでした。山の中で迎える夜明けは良いものです。Phu Kradungは今週末に遊びに行く予定なので、ほぼ同じ時期に比べることができるのは何とも嬉しいですね。これまで2月5月に訪れているので、次の10月というのも良い間隔です。というか遊んでばっかり・・・
Morning

一方、Phu Hin Rong Kla National Parkの環境は、標高は上の写真のマツ林と変わらないもの、Phu Luang National Parkによく似ていました。Phu Luang National Parkも一度行っただけで、かつそのとき激しくガスっていました。もう一度ゆっくり訪れてみたいです。岩盤の隆起と浸食で写真のような光景が見所のひとつとなっています。
Hin

2010年9月17日 (金)

Khao Luang (登山2)

翌朝。タイの森の中で迎えた朝は、とても気持ちの良いものでした。まぶしー。
Sun_light

当初の予定では2泊3日、山頂付近でもう1泊するという話でしたが、山頂まで第一キャンプサイトから4時間ということを聞き、寒さとヒルを怖がるTさんがこの日のうちに山頂に登って村まで下山することにしてしまいました。

*ヒルは普通にいました。ヒル対策としては、森に入る前に、ガイドの方が乾燥させたタバコをくれるので、それを水で戻して、靴などに塗ることができます。私は今回は地下足袋で行きましたが、一度も噛まれませんでした。TさんとPさんはそれぞれ何カ所かやられていましたが・・・。

さて、2日目はキャンプ場の標高800m地点から山頂の約1800m地点まで、標高差1000mの登り。朝7時15分にキャンプ場を出発し、急斜面をどんどん登って標高を稼いでいきます。1000mの標高差と聞き、ちょうど屋久島の愛子岳を思い出しました。この辺の斜面は一度皆伐されたのか、あまり太くない同じような直径の木が真っ直ぐと伸びていました。*写真は下山時のものです。
Trail2

テント場から北向きに斜面を登り続け、1200mでようやく一度尾根に出ました。ここからはずっと尾根筋のコース。進路は西に変わります。この辺りからは目につく着生植物の種類が増えます。シダもさながら、着生ランだけで全部でいったい何十種類あったのか、全く把握できませんでした。
Tyakusei

9時には本来泊まるはずだった2つ目のキャンプサイトに到着。ここから頂上まで最後の登り、いよいよ本丸です。
樹高もより一層と低くなってきました。*写真は下山時の様子。
Gezan

10時30分、山頂に到達! 山頂にはちゃんと標識がありました。30分程度休憩し、インスタントラーメンを作って食べてから、下山を開始しました。
Peak

14時頃には宿泊したテント場まで下りてきました。そこで、またご飯を作って食べ、徒歩+バイクで里まで下山、そして16時には解散となり、Khiriwong村を後にしました。以上!

2010年9月16日 (木)

Khao Luang (登山)

登山の日。指定された時間の朝9時に、待ち合わせ場所のTourism development centerへ。

ここ(標高100m)から森の入り口(標高600m)までは、バイクの後ろに乗せてもらって山道(果樹園の作業道)を登って行きます。てっきり徒歩で登って行くものだと思っていた我々は、予想外の展開に当惑。ゆっくり歩いて登るよう、ガイドの方に交渉してみましたが、相当嫌がられているようで、結局バイクで連れて行ってもらうことになりました。バイクでは30分程度でしたが、歩けば半日はかかりそうな勾配と距離でした。

作業道は幅50cm程度のコンクリ-トで固めてあり、マンゴスチン、ドリアン、ロンコンが植えられた果樹園を横目に、バイクは勢いよく走り抜けてあっという間に登山口まで到着しました。作業用の小道はいくつも道が別れており、案内板もなかったので、案内なしでは確実に迷ってしまうでしょう。
Trail_2

そしていよいよ果樹園と森の境目に到着。ここから森に入って行きます。
Enter

30分もすると沢に出て、登山道は沢沿いに伸びていました。
Stream

そしてさらに歩くこと20分、
「よし、今日はここで一泊だ。」
「えっ?」
「じゃあ我々は昼ご飯を作るから後は適当に好きに過ごしてくれ。」
という流れで、1時間もしないうちにキャンプサイトに到着してしまいました。水を確保しやすいよう沢の隣です。大雨、あるいは大人数のときはもう少し高い所でテントを張るとのこと。
Camp_site

お昼ご飯はカレーと魚の缶詰、炒り卵。タイ南部なので、毎食一品はカレーがあり、、、全部辛かったです。私は特に辛さに弱いという訳ではありませんが、汗と涙と鼻水を流しながら食べました。食後もしばらくは胃がどっかんどっかんしてました。
Khao

水について。この日は麓から持参したペットボトルの水を飲みましたが、翌日は山の上部で沢の水を汲んで直接飲みました。ペットボトルに汲むと多少黄色味を帯びていましたが・・・お腹は壊しませんでした。お腹を壊す心配のある方は、水、そして辛くない食料を必要量お持ちすることをオススメします。

昼食後も日没後の晩ご飯まではフリータイム。初めての山の中なのでどうしても行くことのできる場所が限られてしまい、はっきり言って暇でした。。。キャンプサイトは3本の沢がすぐ近くで合流する場所だったので、私は沢を登ったり降りたり。

そして夕方からは雨が降りはじめ、この日はおとなしく早々に就寝しましたとさ。夜は寒いので防寒着は必須です。特に2泊目は1200m以上のところで宿泊します故。

2010年9月15日 (水)

Khao Luang (ガイド)

下調べの段階で、登山に関する情報がほとんど得られず、同行した二人のタイ人もお手上げということで、地元のガイドに連絡して連れて行っていただくことになりました。

登り口はキリウォン村(Khiriwong Village)。Khao Luangの麓、標高110mの川沿いに発達する村で、ここでガイドをお願いすることができます。
Sign

まずは村にあるTourism development centerへ。初めての方はまずはここにたどり着けば・・・後は現地で何とかなると思います。我々もとりあえず電話で連絡してみたところ、①山には2泊3日で登るしかない、②まずはここに来て下さい、という指示を受けただけでした(と、電話をしたTさんが言っておりました)。
Center

ガイド料はこの料金表に従って計算されるとのこと。三人で2泊3日のコースでは7650バーツ。タイにしてはとても高い・・・ような気がします。おそらく外国人向けのものなのでしょう。しかし、これだけ払えばガイド料、テントの貸し出し、2泊3日分の食費、国立公園の入山料などは全て含まれており、当日は自分の衣類やカメラだけを持参すれば良いということになります。必要ならば別料金でポーターも依頼することができます。何も知らない我々は、言われるがままそのまま申し込みすることに。
Ryokinhyou_2

申し込みが終れば翌朝からいよいよ登山開始!この日の宿は、係りの人から村内にある民宿(のようなもの)を紹介していただき、一泊しました。

2010年9月14日 (火)

Khao Luang

何とかと煙は高いところが好きだそうですが、私も何とかの例に漏れず、高いところがあればとりあえず登ってみようと思う一人です。

タイで一番高い山はとても有名なドイ・インタノン(2565m)。私も一度連れていっていただきましたが、車で山頂近くまで登れる山でした。

そして今回、登りに訪れたのはタイ南部で最も高い山、ナコンシータマラート県にあるカオ・ルアン。標高は1835mです(と山頂の看板に記してタイありましたが、持って行ったGPSでは山頂では約1790mを示していました)。今回案内していただいた地元のガイドのお話では、年間10組程度しか山に登りに来ないそうで、かなりマイナーな山のようです。そのおかげで、標高600m程度から自分の足で歩いて登ることのできるタイでは割と珍しい山でした。
Khao_luang

登山中は大きな滝などもなく割と地味な山でしたが、この山の魅力は標高600mあたりの熱帯雨林から山頂域の雲霧林まで連続して見ることのできる植物の垂直分布。タイに2年いながらタイ南部の植物をじっくり見て回ったことがなかったので、大変良い機会となりました。

ということで、熱の冷めない内に、行程と見た植物を少しずつ紹介させて下さい。。

2010年8月14日 (土)

Wat Phu Thok

タイでは今月に入って、新しく県が誕生した(県に昇格した)とのことで、Tさんの親族11人に連れられ、その新しいブンカーン県に遊びに行って来ました。メコン川沿いの東西に細長かったノーンカイ県が二分され、タイ国の県の数は77県になったようです。

今回の目的地はWat Phu Thokというお寺。お寺へはコンケンから北東へ車で300kmちょっとで、ウドンタニで朝ご飯を食べ、3時間半かけてようやく到着しました。お寺は砂岩が風化して形成された岩山に建造されていました。
Phutok

お寺はもちろん山の中、ということで麓から階段を上っていきます。階段を隔てて全部で7層に分かれており、階段を上るごとに仏教の悟りが・・・と説明を受け、解説板もありましたが、タイ語の理解が乏しい私にはさっぱりでした。まっすぐお寺まで上るコースもありますが、途中で道が分かれていてこんなコースも。足場が張り巡らされ、岸壁の植物を見て楽しめるとはいえ、高い所は怖い怖い。
Phutok2

水の滴る岩場もたくさんあり、イワタバコやツリフネソウの仲間が何種類か見られました。が、カメラのバッテリー切れで写真はほとんど撮れず・・・ごめんなさい。写真はウワバミソウ属(Elatostema)の一種の大群落。
Uwzbami

帰りはメコン川沿いを西にノーンカイに抜け、そこから南下してコンケンに無事たどり着きました。この時点で走行距離は700km近く、晩ご飯を食べ終えて夜9時。しかし彼らは明日は仕事だ!と、そのままさらに450km離れたバンコクに帰って行きました。相変わらず元気というか何ともタフな方々です。

メコン川の対岸にそびえる標高1000mを超える立つラオスの山々。東北タイでは分布の少ない植物もこちら側にはたくさんあるのでしょう。と、最近の興味はラオスにも向かいつつあります。
Mekon

2010年7月26日 (月)

Doi Phu Khaa National Park

2日目はDoi Phu Khaa National Parkへ。といっても昼過ぎまで私の仕事のために時間を費やしてしまい、ほとんど遊ぶ時間がありませんでした・・・残念。山麓から中腹までの環境を車で走りながら見たことと、公園の入り口手前の1100~1300mを少しだけ歩いた程度でしょうか。実際は高さ2000mの山で、中腹からは山頂まで登山道が伸びていて、とても楽しそうなのです。

山の途中で見る風景は・・・やはりトウモロコシ畑。もちろん全てではないと思いますが、国立公園の外はどこもこんな感じなのでしょうか。。。
View

Pさん所有の車は東南アジアではお馴染みのピックアップ。荷台に載って時速100kmで走行するのはなかなか日本ではできない体験でした。といっても単純に風が凄くて寒かっただけです。
Rot

標高1000m付近ともなると湿り気を帯びた環境が現われ、ちょっと気になる植物があれやこれやと出て来ます。写真は研究材料を観察しているところ。そのうちの一つはタイが分布の端にあたり、この山域だけに分布しているようです。
Sampling

1300mから上はどんな環境があるのか?、コンケンから車で片道12時間というのが難点ですが、いつかゆっくり訪れてみたい場所のひとつとなりました。

2010年7月24日 (土)

ナーン県へ

タイでのこの4連休は、仕事仲間のPさんが北部のナーン県にある実家へ帰られるというので、それにご一緒させていただきました。

コンケンからナーンまでは車で片道約11時間、往路と復路でそれぞれ1日を費やし、それはそれは遠い道のりでした・・・。

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