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2016年4月

2016年4月20日 (水)

Helicia nilagirica Bedd.

ベトナムに植物を探しに行ってきます! 帰国は5月7日頃。また面白い植物にたくさん出会えますように。

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Helicia nilagirica Bedd., Madras J. Lit. Sci., ser. 3 1: 56, pl. 11 (1864).
Distribution: Bhutan, Cambodia, China, India, Laos, Myanmar, Nepal, Sikkim, Thailand, Vietnam.

Helicia_nilagirica
色々あるHeliciaの中でもあまり光沢のない葉が本種の特徴。丘陵林を中心に分布し、やや標高の高いところ(1000m付近)でも普通に出てきます。カンボジア、タイ、ベトナムで見かけましたが、これは今年に見たベトナムのもの。

Helicia_nilagirica2
葉裏。

Helicia_nilagirica4
花のアップ。いつ見ても面白い。


2016年4月19日 (火)

Trigonostemon aurantiacus (Kurz ex Teijsm. & Binn.) Boerl.

Trigonostemonはこれで3種目。Trigonostemon属の種は葉や花の形、色、毛の様子においてとても多様な変異が見られ、調べていくと色々と面白いものです。

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Trigonostemon aurantiacus
(Kurz ex Teijsm. & Binn.) Boerl., Handl. Fl. Ned. Ind. (Boerlage) 3(1): 284. (1900).
Distribution: India (Andaman Islands), Indonesia (Java), Malaysia (Peninsula), Thailand.

Trigonostemon_aurantiacus
ピンク~黒紫色の花が多い中でひときわ目立つオレンジ色の花を咲かせるTrigonostemon。

Trigonostemon_aurantiacus2
葉裏はややのっぺり。

Trigonostemon_aurantiacus3
こちらは雄花。Trigonostemonの花糸は合着しています。

Trigonostemon_aurantiacus4
こちらは雌花。雌花序はとても長く、先端に数個の花を咲かせるようです。

Trigonostemon_aurantiacus5
果実。上の花の写真は12月で、この果実は2月に撮影したもの。どちらもタイ南部です。

2016年4月16日 (土)

Elaeagnus annamensis S.Moore

2種目のElaeagnus。グミの花には花弁がないこと(花に見えるのは実はガク)、しかも子房上位(superior)ということを昨年知り、びっくりしたものです。

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Elaeagnus annamensis S.Moore, J. Nat. Hist. Soc. Siam 4: 155 (1921).
Distribution: Vietnam.

Elaeagnus_annamense
グミはよく似たものが多いのですが、見つけた場所からしてもこの種で間違いないでしょう。

Elaeagnus_annamense2
花は他の類似する種に比べてやや大きく、萼筒部は丸みを帯び、また写真ではほとんど分かりませんが、雄しべが萼筒部よりかなり突き出ています。

2016年4月15日 (金)

Mastixia poilanei Tardieu

Mastixia pentandra subsp. cambodiana (Pierre) K.M.Matthewとする考えもあるようですが、私は別種だと思っているのでM. poilaneiの名前で紹介しておきます。

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Mastixia poilanei Tardieu,  Fl. Camb., Laos & Vietn. 8: 16 (1968).
Distribution: Vietnam

Mastixia_poilanei
葉が小型のMastixia。一見、シラタマカズラみたい。

Mastixia_poilanei2
葉裏のこの青白さと脈の様子はMastixia。

Mastixia_poilanei3
Mastixiaの花は初めて見ましたが、意外とショボい。Celastraceaeに通ずるものがあります。

2016年4月14日 (木)

Styrax rufopilosus Svengs.

Styraxというと日本にはエゴノキしかないのでなかなか属内の形態変異というのを想像できませんが、東南アジアではいかに多様化していることか。Styrax argentifolius H.L. Liに続いて2種目です。

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Styrax rufopilosus Svengs., Fl. Camb., Laos & Vietn. 26: 154 (1992).
Distribution: Vietnam.

Styrax_rufopilosus
葉は15㎝もあるやや大型のStyrax。若枝には褐色の毛がびっちり。

Styrax_rufopilosus2
葉裏は真っ白。

Styrax_rufopilosus3
果実も2㎝以上あり、大きい。

2016年4月13日 (水)

Erycibe expansa Wall. ex G. Don

福岡ではすっかり桜も散り、暖かくなってきたなぁと思ったのも束の間、ここ2、3日間は肌寒い日が続きました。みなさん風邪にご注意を。

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Erycibe expansa Wall. ex G. Don, Gen. Hist. 4: 392 (1838).
Distribution: China, India, Malaysia, Myanmar, Thailand.

Erycibe_expansa
タイ南部の道路沿いで見かけた小型の葉のErycibe。

Erycibe_expansa2
葉裏。脈上には茶褐色の毛が残る。

Erycibe_expansa3
花序。白い花弁は大きく切れ込む。

Erycibe_expansa4
ガク裂片にも毛が生えるが、子房との間には毛が生えていない。

2016年4月12日 (火)

Sonneratia caseolaris (L.) Engl.

ミソハギ科(Lythraceae)の植物を1種も紹介していなかったので、まずはすぐに写真の出てきたこの種を紹介。

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Sonneratia caseolaris (L.) Engl., Nat. Pflanzenfam. Nachtr. 1: 261 (1897).
Rhizophora caseolaris L., Herb. Amb. 13 (1754).
Distribution: Australia, Cambodia, China, India, Indonesia, Malaysia, New Guniea, Sri Lanka, Thailand, Vietnam.

Sonneratia_caseolaris
マングローブに生えていたミソハギ科の植物。ボルネオにて。

Sonneratia_caseolaris3
葉裏。テカテカです。

Sonneratia_caseolaris2
花は夜に開花。

Sonneratia_caseolaris4
果実。ガク裂片とstyle & stigmaが残り、色合いも独特。

2016年4月10日 (日)

Beilschmiedia oligantha Sach.Nishida

外国からのお客さんの案内のため、この3日間京都へ。すみません、またまた間が空いてしまいました。

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Beilschmiedia oligantha Sach.Nishida, Novon 15: 343 (2005).
Distribution: Burnei, Indonesia (Kalimantan), Malaysia (Borneo)

Beilschmiedia_oligantha
Beilschmiediaといえば枝も葉もテカテカ!、というイメージですが、こちらは光沢があまり強くないダラシナBeilschmiedia。

Beilschmiedia_oligantha2
葉裏。私の中ではDiospyrosとIcacinaceaeを足して2で割ったイメージ。

Beilschmiedia_oligantha3
果実。果柄はぶっとい。

Beilschmiedia_oligantha4
若枝や葉柄はびっしりと微毛で覆われています。

2016年4月 6日 (水)

Trigoniastrum hypoleucum Miq.

花も実もないこの植物、大きな托葉があったのでEuphorbiaceaeかな?と思ったものの、正解はTrigoniaceaeという見たことも聞いたこともない科の植物でした。普通種のようで、写真はボルネオで見たものですが、その翌々月にスマトラの森でも生えているのをみかけました。

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Trigoniastrum hypoleucum
Miq.,Fl. Ned. Ind., Eerste Bijv. 395 (1861).
Distribution: Indonesia (Sumatra), Malaysia.

Trigoniastrum_hypoleucum_3
葉は互生で楕円形。

Trigoniastrum_hypoleucum2
葉裏は真っ白。

Trigoniastrum_hypoleucum3
若枝には毛が生え、托葉にはキレコミがありました。
 

2016年4月 5日 (火)

Chrysophyllum roxburghii G.Don

熱帯の森林の重要な構成種であるSapotaceaeですが、紹介しているのはまだ1種しかありませんでした。ということで2種目をアップ。

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Chrysophyllum roxburghii G.Don, Gen. Hist. 4: 33 (1837).
Distribution: Cambodia, India, Indonesia, Malaysia, Phillipines, Sri Lanka, Thailand, Vietnam.

Chrysophyllum_roxburghiana
東南アジアの森林で広域に分布して割とよく見かけるSapotaceaeの仲間。

Chrysophyllum_roxburghiana2
狭い間隔で横にたくさん走る葉脈が特徴です。

Chrysophyllum_roxburghiana3
果実は少し角ばっていました。

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