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2014年1月

2014年1月31日 (金)

Ficus kurzii King

今日はFicus kurzii。種小名はドイツ人の植物学者 Wilhelm Sulpiz Kurz氏にちなむもの。Wikipediaによると氏はインド、インドネシア、ミャンマー、マレーシア、シンガポールでご活躍された方だそうです。命名者名のGeorge King氏はイギリス人で、Kurz氏より6歳年下でインドでご活躍された方とのことでした。なるほど。こうした時代背景が少しずつ分かってくると楽しいですね。

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Ficus kurzii King, Ann. Roy. Bot. Gard. (Calcutta) 1: 47 (1887).
Distribtuion: China, Indonesia, Malaysia (Peninsular), Myanmar, Thailand, Vietnam.

Ficus_kurzii
30mを超える高木になると図鑑にありました。枝はしなやか。やや湿り毛の多い沢近くに生えていたせいか、だらしなく枝を垂らし、気根をよく出していました。

Ficus_kurzii_2
葉裏の脈は不明瞭。

Ficus_kurzii_3
果実は非常に瑞々しく、皮も薄いため、かなりもろいです。枝を手元に引き寄せただけで何個もぽろぽろと落としてしまいました。

2014年1月30日 (木)

Ficus microcarpa L.f.

Ficus microcarpa と言えば何だかよく分かりませんが、和名はガジュマル。ガジュマルと言えば植物に興味のある人ならすぐにピントくるイチジクですね。園芸植物としても有名です。東南アジアに広く分布していますが、日本の屋久島、種子島あたりが分布北限となっています。下の写真はタイのもの。ちょっと日陰気味なところだったので柔らかそうな葉をしています。

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Ficus microcarpa L.f., Suppl. Pl. 442 (1782).
Distribution: Australia, Bhutan, Cambodia, China, India, Indonesia, Malaysia, Myanmar, Nepal, Papua New Guinea, Philippines, Singapore, Sri Lanka, Thailand, Vietnam

Ficus_microcarpa
葉は5-8㎝程度とFicusの中では小さい方。

Ficus_microcarpa_2
基部付近で別れた側脈だけが他の脈に比べてかなり上部まで伸びているのが何と言ってもこの種の特徴。

Ficus_microcarpa_3
果実は1㎝以下と小さく、白っぽいもの~ピンク~濃い紫色、と変異があるらしいです。よくよく見ればガジュマルにもbasal bractがあるではないか。いや~知らなんだ。

2014年1月29日 (水)

Ficus curtipes Coner

20mを超える大木になるFicusの1種。果実のついた枝を見つけるのも撮るのも森の中では大変。

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Ficus curtipes Coner, Gard. Bull. Singapore 17: 397 (1960)
Distribution: Bangladesh, Bhutan, Cambodia, China, India, Indonesia, Laos, Malaysia, Myanmar, Thailand, Vietnam.

Ficus_curtipes
葉の上部で幅広く、葉先が丸い(あるいはやや凹む)ところがFicus calophyllaとの識別点です。

Ficus_curtipes2
全体無毛で葉裏の側脈はうっすらと横に伸び、上の脈と結合しています。

Ficus_curtipes3
この仲間は果実に柄がなく(sessile)、ガク(basal bract)が発達しているものが多いです。Ficusにbractがあるのを見たときにはびっくりしました。果実に毛の生えたFicusもそうですが、日本のイヌビワからはとても想像もできない!

2014年1月28日 (火)

Ficus consociata Blume

順不同で思いつくまま掲載しています。まだ他の亜属に属するFicusが全て紹介し終わっていないのに、一番種数の多いUrostigma亜属に手を出し始めてしまいました。これだけ一度にFicusの仲間を見ていれば、ある程度亜属ごとの特徴も分かってくるはず?

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Ficus consociata Blume, Bijdr. Fl. Ned. Ind. 9: 447 (1825).
Ficus consociata var. murtonii King., Ann. Roy. Bot. Gard. (Calcutta) 1: 34 (1887)
Distribution: Brunei, Cambodia, Indonesia (Kalimantan-type), Malaysia, Myanmar, Singapore, Thailand, Vietnam.

Ficus_consociata
葉はかなり厚く、重量感あり。

Ficus_consociata3
若枝のみならず、若い葉の裏面にも茶褐色の毛がびっしり。その他、葉の基部で分岐してかなり上まで伸びている側脈や比較的大きな托葉にもご注目ください。

Ficus_consociata2
果実には柄がなく、茶色い毛がびっしり(やがて落ちて無毛になるのかも?)。この毛の微妙な剥がれ具合から、このFicusの第一印象は「何だか美しくないなぁ」というものでした。しかし、その分インパクトは絶大。一度の出会いで覚えることができました。

2014年1月27日 (月)

Ficus hirta Vahl

全体に毛の生えているFicusはいくつかありますが、その中でも路傍などで比較的よく目にするFicus hirta。高木にはならず、群生もせず、いつもひょろひょろと点々と生えていることが多いです。

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@ Ficus hirta Vahl, Enum. Pl. 2: 201 (1805)
Distribution: Cambodia, China, Laos, India, Indonesia, Malaysia, Myanmar, Nepal, Thailand, Vietnam.

Ficus_hirta4
葉の形、葉柄の長さ、毛の色や程度など、すこぶる変異に富んでいます。

Ficus_hirrta2
とても目立つ白い粗毛が枝や葉裏にも。

Ficus_hirta3
果柄は、果実にまで。ちょっと食べる気になれない。

2014年1月26日 (日)

Ficus ischnopoda Miq.

まさか渓流環境に適応したFicus があるとは。初めて見たときはかなり衝撃でした。こんなたくましいFicusもあるんですね。

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Ficus ischnopoda Miq., Ann. Mus. Bot. Lugduno-Batavi 3: 229 (1867)
Distribution: Bangladesh (type), Bhutan, Cambodia, China, India, Laos, Malaysia (Peninsular), Thailand, Vietnam.

Ficus_ischinopoda
高木にはならず、河川では極度の大雨で時折冠水してしまうような場所に生えています。

Ficus_ischnopoda
葉のサイズは15㎝前後。やや細長い形をしています。

Ficus_ischinopoda2

Ficus_ischinopoda3
果実は短い柄の先につき、やや稜のある独特の形態をしていました。

2014年1月25日 (土)

Ficus chartacea (Wall. ex Kurz) Wall. ex King

攪乱を受けた林縁などでよく見かけるFicus chartacea。種小名は「紙質の」とい意味で、葉は薄くて他のFicusに比べてとてもペラペラです。インドシナ半島では道路際など、少し攪乱が入った森でよく目にします。

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Ficus chartacea (Wall. ex Kurz) Wall. ex King, Ann. Roy. Bot. Gard. (Calcutta) 1: 159 (1888)
Distribution: Cambodia, China, Malaysia, Myanmar (type), Singapore, Thailand, Vietnam.

Ficus_chartacea2
こういう形の葉が一般的ですが、

Ficus_chartacea
葉の細いタイプも。

Ficus_chartacea3
葉裏はこんな感じ。全体無毛です。

Ficus_chartacea4
短い柄をもつ1㎝に満たない果実が腋生していました。

2014年1月24日 (金)

Ficus cambodica Gagnep

山地の沢沿いなど、やや湿り気のある森に生えるFicus cambodica。下の写真はカンボジアのものですが、タイのドイインタノンでも見たことあります。

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Ficus cambodica Gagnep., Notul. Syst. (Paris) 4: 87 (1927).
Ficus tuphapensis var. annamensis (Gagnep.) Corner, Gard. Bull. Singapore 17: 434 (1960).
Distribution: Cambodia, China, Thailand, Vietnam.

Ficus_cambodica2
葉の長さは20㎝の丸みを帯びた葉で、全体的に微毛が生えてやわらかい印象を受けます。

Ficus_cambodica3
葉裏の脈は網目状となり、わずかに隆起。

Ficus_cambodica_2
果実の柄が短く、表面に微毛が生えているのも特徴。サイズは1.5~2.5㎝くらいだったはず。

2014年1月23日 (木)

Ficus scortechinii King

Ficus ribes Reinw. ex Blumeとして紹介しようと思っていましたが、どうも同じにしたくない雰囲気があるので一応Ficus scortechiniiとして掲載しておきましょう。F. scortechiniiをF. ribesと同種とし、F. ribesのシノニムに位置付ける見解もあるようです。いやはやFicusも難しい。

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Ficus scortechinii King, Ann. Roy. Bot. Gard. (Calcutta) 1: 112 (1888).
Ficus fasciculata King ex Hook.f., Fl. Brit. India 5: 524 (1888).
Distribution: India, Myanmar, Thailand, etc.

Ficus_scortechinii
葉はやや小型で10㎝前後。葉先がやや伸びるのが特徴のひとつ。

Ficus_scortechinii_2
葉裏の脈上には白い粗い毛が生えますが、他はほぼ無毛。

Ficus_scortechinii_3
幹から短い花序を出し、1㎝に満たない赤い小さな果実をたくさんつけていました。

2014年1月22日 (水)

Ficus auriculata Lour.

オリゴドン!!とインパクトのある覚えやすい名前がシノニムになっているF. auriculata。そんな覚え方は逆に混乱のもと。ご注意ください。広域に分布しているため、(あるいは種の線引きが困難でいっしょくたにされているため)、葉の形や果実のつく位置に大きく変異がある種です。以下の写真はタイ北部で見た株ですが、このタイプがF. auriculataの中でどういう位置づけになるかは、私の経験値が不足しており正直全く分かりません。

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Ficus auriculata Lour.,  Fl. Cochinch. 666 (1790).
Ficus rotundifolia Roxb., Fl. Ind. ed. 1832 3: 555 (1832).
Ficus oligodon Miq., Ann. Mus. Bot. Lugduno-Batavi 3: 234 (1867).
Distribution: Bhutan, Cambodia, China, India, Laos, Malaysia (Peninsular), Myanmar, Nepal, Pakistan, Thailand, Vietnam.

Ficus_auriculata_4
葉は20㎝前後とやや大型で無毛、そして何より数個の緩い鋸歯があるのが特徴です。

Ficus_auriculata_5
葉裏は中脈に対して水平に走る脈とさらに細かい網目状の脈が見えます。

Ficus_auriculata_6
若い新枝。一般的な形質か分かりませんが、これまで出会った個体は全て若枝や葉柄が赤みを帯びていました。

2014年1月21日 (火)

Ficus heterostyla Merr.

対生Ficusその2、F. heterostylaです。F. hispidaもの変種とされていることもありますが、ここでは別種の見解を採用。F. hispidaとは新枝や葉の毛が褐色というだけでなく、かなり発達したストロンを伸ばすこと、果実が地上を這う根につけることなどで異なっているそうです。私は果実はまだ見たことないです。

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Ficus heterostyla
Merr., J. Arnold Arbor. 23: 158 (1942)
Ficus hispida var. badiostrigosa Corner., Gard. Bull. Singapore 18: 53 (1960)
Distribution: Cambodia, Laos, Thailand, Vietnam.

Ficus_heterostyla
葉の形や質感はF. hispidaにそっくり。

Ficus_heterostyla2
F. hispidaと同所的に生えることもしばしばあり、見慣れるまで注意が必要です。

2014年1月20日 (月)

Ficus hispida L. f.

対生するFicusはいくつかありますが、インドシナ半島で最も良くみかける種類はおそらくこのFicus hispidaでしょう。

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Ficus hispida L. f., Suppl. Pl. 442 (1782).
Ficus poilanei Gagnep., Notul. Syst. (Paris) 4: 93 (1927).
Distribution: Australia, Bangladesh, Bhutan, Cambodia, China, India, Indonesia, Laos, Malaysia, Myanmar, Nepal, Pakistan, Philippines, Papua New Guinea, Singapore, Sri Lanka, Thailand, Vietnam.

Ficus_hispida_2
葉は割と大型ででろーんとした印象。葉の表面はざらつきます。

Ficus_hispida_2_2
葉裏全面に白っぽい毛が生えています。

Ficus_hispida_3
徒長枝で崩れることもありますが、ほとんどの場合は写真のようにきっちりと対生。新芽には白っぽいが顕著に目立ち、良く似たF. heterostylaとの識別点となっています。

Ficus_hispida4
幹から長い花序を出し、そこに果実がついていました。

2014年1月19日 (日)

Ficus callosa Wild.

F. vasculosaと同じPharmacosycea亜属のF. callosa。とはいえ、果実はまだ見たことないので同定の正しさは80%ぐらい。

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Ficus callosa Wild. Act. Acad. Berol.: 102, t. 4. (1798).
Distribution: Bangladesh, Cambodia, China, Laos, India, Indonesia, Malaysia, Myanmar, Philippines, Sri Lanka, Thailand, Vietnam.

Ficus_callosa
葉が大きい、丸い、厚い、という3拍子揃ったFicusと言えば、真っ先に思い浮かぶのがこの種。分かりやすいです。これは若い葉で、もう少し落ち着くと葉はもっと濃い緑色に。

Ficus_callosa2
葉は両面とも無毛、細かい網目状の脈が見えます。

Ficus_callosa3
写真では分かりにくいですが、よくよく見ると托葉(新芽)には毛が生えています。

Ficus_callosa4

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2014年1月25日追記:

上の写真は幼木&葉が展開したばかりの新葉の写真なので、成木の落ち着いた葉も載せておきます。確かに上のものとは違う印象を持ってしまいますが、標本では同じ種にしか見えず、Ficus callosaとしました。

Callosa

2014年1月18日 (土)

Ficus vasculosa Wall. ex Miq.

20mに達する木になるFicus vasculosa。
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Ficus vasculosa Wall. ex Miq., London J. Bot. 7: 454 (1848).
Distribution: Cambodia, China, Indonesia, Laos, Malaysia, Myanmar, Singapore, Thailand, Vietnam.

Ficus_vasculosa
成木の葉はだいたい6-8㎝程度で、1cm弱の小さい実がたくさんなります。

Ficus_vasculosa2

Ficus_vasculosa_spec
側脈が主脈に対してかなり広い角度で出て、外側できれいに結合しているところ、そして標本にしたときのこの質感がこの種の特徴。

Ficus_vasculosa3
森の中では稚樹もちらほら見つかります。稚樹の葉は大きく、不揃いの大きな鋸歯があったりなかったり。これほど葉のサイズと形が変わるとは想像に至らず、当初は全く別の種と思っていたものです。

2014年1月17日 (金)

Ficus fistulosa Reinw. ex Blume

何度か名前が挙がっていたF. fistulosa。これも幹生果をつけるFicusの一種。F. racemosa より葉質が薄く、長楕円形の葉、花序は短く果実が小さめであることが特徴です。F. variegataと混同しがちですが、F. variegataの方がより果実が小さく、成熟した葉は円形で葉に対する葉柄の比率が高い傾向にあります。

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Ficus fistulosa Reinw. ex Blume, Bijdr. Fl. Ned. Ind. 9: 470 (1825).
Ficus septica Burm. f. var. fistulosa (Blume) Corner
Distribution: Bangladesh, Cambodia, China, India, Indonesia, Malaysia, Myanmar, Philippines, Thailand, Vietnam.

Ficus_fistulosa

Ficus_fistulosa2

Ficus_fistulosa3


2014年1月16日 (木)

Index to Ficus species

1つずつ手当たり次第に掲載していこうと思いましたが、これから掲載するFicusがいったいどれくらいあるのか分かった方が断然良い!ということで、見通し良くなるよう整理しました。Ficus属は6つの亜属に分けられており(Berg, Blumea 48: 168-179, 2003)、それを基づいてざっと確認している種はく以下の通り。まだ同定していない種がいくつかあって最終的にはもう少し増えるかもしれませんが、まずはこれらの種からぼちぼち紹介していきます。
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Fiucs
F. cambodica
F. chartacea
F. deltoidea
F. fulva
F. hirta
F. ischnopoda
F. triloba

Pharmacosycea
F. callosa
F. capillipes
F. vasculosa

Sycidium
F. heterophylla
F. heteropleura

Sycomorus
F. auriculata
F. fistulosa
F. heterostyla
F. hispida
F. racemosa
F. ribes
F. variegata

Synoecia
F. laevis
F. punctata
F. sagittata

Urostigma
F. altissima
F. benjamina
F. callophylla
F. cocinna
F. consociata
F. curtipes
F. glaberrima
F. globosa
F. kurzii
F. microcarpa
F. religiosa
F. rumphii
F. subpisocarpa
F. sundaica
F. virens

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2014年1月15日 (水)

Ficus racemosa L.

今日はFicus racemosa。Ficus variegata, Ficus fistulosaに比べて葉も果実も花序も大型。この個体は石灰岩地の日のよく当たる岩場に生えていたので葉がかなり厚く、ややコンパクトになっていました。

広域に分布していてシノニムがたくさんあるようですが、ざっと確認した2つのみ併記しておきます。日本には自生していませんが、ウドンゲノキという和名もあるそうです。

ウドンゲノキの由来等、モンチさんのHP(タイの植物チェンマイより)では、より詳しく紹介がされています。なるほど。

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Ficus racemosa L.,  Sp. Pl.: 1060 (1753).
Ficus glomerata Roxb., Pl. Coromandel 2: 13 (1799).
Ficus lucescens Blume,  Bijdr. Fl. Ned. Ind. 9: 444. (1825)
Distribution: Australia, Bangladesh, Cambodia, China, India, Indonesia, Laos, Malaysia, Myanmar, Nepal, Sri Lanka, Thailand, Vietnam

Ficus_racemosa

Ficus_racemosa2

Ficus_racemosa3
幹から約10-20㎝くらいの花序を出し、果実は幅2.5-3.5㎝とFicus variegataに比べるとかなり大きい。

Ficus_racemosa_spe

2014年1月14日 (火)

Ficus variegata Blume

ここから木本のFicus。Ficus racemosa, Ficus fistulosaに良く似ており、最初に同定するのに苦労しました。長い葉柄を持ち、基部が心形になる深緑の葉が特徴的です。

日本ではギランイヌビワにこの学名が使われていますが(狭義ではFicus variegata Blume var. sycomoides (Miq.) Corner)、うーん、変種レベルというよりは、種レベルで違っていそう?もう少し丁寧に調べた方が良さそうです。

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Ficus variegata Blume, Bijdr. Fl. Ned. Ind. 9: 459 (1825).
Ficus chlorocarpa Benth. Fl. Hongk. 330 (1861).
Ficus variegata var. chlorocarpa King, Ann. Roy. Bot. Gard. (Calcutta) 1: 170 (1888).
Ficus sum Gagnep., Notul. Syst. 4: 96 (1927).
Distribution: Australia, Cambodia, China, Japan (Ryukyu Islands), India, Indonesia, Laos, Malaysia, Myanmar, Papua New Guinea, Philippines, Singapore, Thailand, Vietnam.

Ficus_variegata

Ficus_variegata2

Ficus_variegata3

Ficus_variegata4

2014年1月13日 (月)

Ficus punctata Thumb.

これもつる性Ficus。全体無毛、葉は小型で葉裏に白い粒々がたくさんあるように見えるのが特徴です。低地の常緑樹林でよく見かけるのですが、まだ果実は見たことありません。

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Ficus punctata Thumb., Ficus 9 (1786).
Distribution: Brunei, Cambodia, India, Indonesia, Malaysia, Myanmar, Philippines, Singapore, Taiwan, Thailand.

Ficus_punctata2

Ficus_punctata3

Ficus_punctata

2014年1月12日 (日)

Ficus sagittata Vahl

つる性のFicus。葉の基部がやや心形、若いシュートには柔らかい毛、大きな托葉がある点がポイントです。

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Ficus sagittata Vahl, Symb. Bot. 1: 83 (1790)
Ficus ramentacea Roxb., Fl. Ind. (Roxburgh) 3: 546 (1832)
Distribution: Bangladesh, Cambodia, China, India, Indonesia, Malaysia, Micronesia, Myanmar, Philippens, Thailand, Vietnam.

Ficus_sagitata

Ficus_sagitata2

Ficus_sagitata3

Ficus_sagitata4

一番最後は標本の画像ですが、何だか分かりにくいですね。まあないよりはあった方がマシということで、参考として可能な限り載せておくことにします。

2014年1月11日 (土)

Ficus heteropleura Blume

これもつる性のFicus。広域に分布していて、カンボジアやタイでは低地から割と標高の高いところまで見られます。つる性で葉先が尾状に伸びるところが識別ポイント。

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Ficus heteropleura
Blume, Bijdr. Fl. Ned. Ind. 9: 466 (1825);
Ficus rostrata Lam.; Gagnep., Fl. Indo-Chine [P.H. Lecomte et al.] 5: 812 (1928).
Distribution: Bhutan, Burnei, Cambodia, China, India, Indonesia,  Laos, Malaysia, Myanmar, Philippines, Singapore, Thailand, Vietnam

Ficus_heteropleura

Ficus_heteropleura2

Ficus_heteropleura3

Ficus_heteropleura4



2014年1月 8日 (水)

Ficus laevis Blume

さて、再開したものの、何から紹介していったら良いものか・・・。あまり深く考えても仕方ないので、最近色々と調べて割と種数の多かった分類属&熱帯の樹種で有名どころの1つ、Ficusから行きましょう。

日本ではイヌビワ、イタビカズラ、オオイタビ、ヒメイタビが本州にも生えており、少し南下すればアコウ、ガジュマルも、そしてさらに南方に進めばギランイヌビワ、オオバイヌビワ、アカメイヌビワなどなど、意外と日本にも種類は多くあることに気づきます。

しかし熱帯ではさらに多様に! ここ3年間、しばしば調査に入っていたカンボジアのとある地域では、Ficusが20種以上生えています。そう、これを1日1種紹介しても20日間はネタがつきない、という訳ですね。ということで早速1種目。

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Ficus laevis
Blume, Bijdr. Fl. Ned. Ind. 9: 437 (1825)
Distribution: Cambodia, China, India, Indonesia, Laos, Malaysia, Myanmar, Sri Lanka, Thailand, Vietnam.

つる性のイチジクで、葉は大きく丸みを帯びています。
Ficus_laevis

葉裏のこの脈々しさがいかにもFicusという感じですね。
Ficus_laevis2

茎はほぼ無毛。割とほっそりしています。
Ficus_laevis3

果実は丸くて幅約2.5~3㎝ほど。コロコロしていてなかなか可愛いでしょう。

Ficus_laevis4

Ficus laevisは特徴的だし、他に似た種類がないようなので、比較的認識しやすい種なのではないでしょうか。広域に分布しているのでどこかで出会えるかも?

2014年1月 7日 (火)

ブログ再開

明けましておめでとうございます。2014年になりました。

いやはや、1年半もの間すっかりご無沙汰してしまいました。

2014年を迎え、これがちょうど良い機会であると思い定め、一発奮起。ブログ「植物三昧」を再開させてください。2012年の更新停止後、再開を望むお声をちらほらといただきまして、、、それにお答えするべく今一度頑張ります。

そもそもこのブログを始めたきっかけは、「東南アジアの植物をインターネットで調べても、その植物が全然ヒットしない、ならば自分で紹介していこう」というものでした。

現在、私は相も変わらず東南アジアをフィールドに植物調査を生業としています。初心を忘れず、これまでに出会った、そしてこれから出会う植物をはじめ、東南アジアの生物の多様性を少しでも皆様にお伝えしていけたらと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

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