« 2012年4月 | トップページ | 2014年1月 »

2012年6月

2012年6月20日 (水)

Drypetes cambodica

今日はPutranjivaceaeの植物、Drypetes cambodia Gagnep.です。

Putranjivaceaeは以前は広い意味でのEuphorbiaceae(トウダイグサ科)に入れられていたそうですが、今や独立した科として取り扱われています。うーむ、単葉で鋸歯なし、特徴があるんだかないんだか。葉の形からXanthophyllumを疑ってしまいましたが、調べてみるとこの名前に行き当たりました。
Drypetes_cambodica

葉裏も光沢があり、側脈はうっすら見える程度。新枝に皮目?があるのが特徴のひとつ。
Drypetes_cambodica2

Putranjivaceaeはツゲモドキ科と呼ばれ、この科に属する植物は日本にも2種生えているそうです。南西諸島のツゲモドキと小笠原のハツバキ。どちらもまだ見たことないけど、Drypetes cambodicaを見た後なので、この2種に出会えばすぐにそれと分かるはず。カンボジアと日本が繋がる瞬間が楽しみです。

2012年6月14日 (木)

Ixonanthes reticulata

今日も聞きなれない科をひとつ。その名もIxonanthaceae。これの初めて知ったときには「いぐぞなんた・・・なんじゃそりゃ」と思ったものです。

こちらは標高約400mに生えていたIxonanthes reticulata Jack 。互生です。葉の質感はCelastraceaeに近いものがありました。
Ixonanthus

花序は二又に分枝。
Ixonanthus2

果実は2㎝近くあり、立派なものでした。
Ixonanthus3

これでIxonanthusを習得。次に出会ったらすぐに分かるは・・・ず。

2012年6月13日 (水)

Dichapetalum longipetalum

熱帯の植物を調べるにつれ、日本では聞きなれない科名を耳にすることが多くなってきま
した。

長い間、ずっと名前が分からない謎の植物だったものが、その名前を知っても全く想定していなかった知らない科の植物だった、という時、何とも言い難い感動を得るものです。

これはUvariaのような木本つる植物、DichapetalaceaeのDichapetalum longipetalum (Turcz.) Engl.です。カンボジアの南部の山ではごく普通に生えています。
Dichapetalum

若枝や葉脈上(特に裏面)には褐色の毛が密に生えています。
Dichapetalum3

果実は3室なので、きっとトウダイグサ科だろうと思っていたのですが、、、まさかDichapetalaceaeとは。
Dichapetalum2

知らない科が一つ減り、知識が一つ増えるのは嬉しいものの、植物を新たに知ったときの「新鮮な感覚」が一つ減るのは少し残念な気持ち。でも、知らない植物はまだまだたくさんあるので、人生一生分は余裕で楽しめそうです。

2012年6月12日 (火)

Lasianthus (Cambodia)

先月のカンボジアから帰国して、最近ようやく落ち着いてきました。そんな訳で、今日はアカネ科の難敵、Lasianthusに少し調べてみることに。

一年前は一体何種あるのか、種の概念すらままならなかったものの、50サンプルを超えるまで集めたLasianthusと、インターネットのデータベースのおかげで、いくつかのLasianthusに種名を与えることができました。

Lasianthus brevipes Craib
Brevipes

Lasianthus chinensis (Champ.) Benth.
Chinensis

Lasianthus repoeuensis Pierre ex Pit.
Rou2

Lasianthus curtisii King & Gamble
Curtisii

Lasianthus attenuatus Jack
Maruba

Lasianthus biflorus (Blume) M. G. Gangep. & Chakra­b.
Biflorus

その他、写真を撮っていないのでここで紹介できませんが、
Lasianthus cambodianus  Pit.
Lasianthus chrysoneurus (Korthals) Miquel
Lasianthus formosensis Matsum.
Lasianthus inodorus Blume
Lasianthus verticillatus (Lour.) Merr.
と、名前のついたLasianthusがあります。ほとんど花も実もない状態での同定ですが、Lasianthusの見分け方が少しずつ分かってくるようになりました。

まだ数種類、調べてもいないLasianthusが残っていますが、今日はこの辺で精一杯。分かりやすい種類から手をつけただけに、ここからがとても難しそうです。

2012年6月 3日 (日)

立花山

5月初旬から訪れていたカンボジア&タイから戻って来ました。
帰国してみれば春も過ぎ去り、すっかり暖かい日々。
天気も良いので近くの立花山に出かけてきました。

クスノキで有名なこの山。この木は周囲長約8m弱だとか。巨木のある森は散策するには良い雰囲気です。
Kusunoki

森に入って最初に出会った花のヤマムグラ。
Yamamugura

ニガキの果実がたわわに実っていました。福岡では割とよく生えている木ですが、この果実を見たのは初めて。
Nigaki

草原ではスズサイコも。開花まであと少し、花が見れず残念でした。
Suzusaiko

今月は大人しく福岡にいる予定なので、ブログも少しは更新するよう努めたいところです。

« 2012年4月 | トップページ | 2014年1月 »

カテゴリー

無料ブログはココログ