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2011年2月

2011年2月24日 (木)

Gordonia dalglieshiana

以前訪れた際のPhu Kradueng National ParkではCamellia oleiferaやAnneslea fragrans、そして謎のCamellia?が一種ありました。

今回も謎のCamellia?が林内にポツポツと花が落ちていて、どこかに花を咲かせている木がないかと探していたら・・・ようやく発見。手は届かないけど、カメラの望遠機能で何とか撮影。葉にはほとんど鋸歯がないようです。
Gordonia

果実はツバキのように丸くないので、どうもこれはCamellia属ではなく、Gordonia dalglieshiana?ということに。手持ちの図鑑によると"bullet shaped"。翼のついた種子がたくさん入っているそうです。次回があれば木に登って何とか確認してみよう。
Seeds

花は大輪で見ごたえありますが、ツバキと交配できるかなぁ。

2011年2月23日 (水)

帰国まであと3週間

早いもので、気がつけば帰国まであと3週間!

それまでに仕上げなければならないレポートやらスライドやらがたくさんあることに気付き、先週末から通常業務の仕事が終わった後に、夜な夜なレポート作成のために事務所に出かけ、更新が滞っていたのでした。レポートもスライドもいくつかの提出/発表する所によって様式も異なり、かつ日本語と英語で別々に作成しなければならず・・・なんという二度手間。とはいえ、二年半の集大成なので出来るだけ内容を誇張、ではなくて、盛り込みたいところです。

文頭に「帰国まであと3週間」と書きましたが、来月は約10日間、日本からの来客対応で消え去ってしまうので、実質10日間程。引っ越しなどを考えると・・・3月は相変わらずのドタバタな毎日となりそうです。

2011年2月19日 (土)

マカプーチャー

タイでは金曜日はマカプーチャの日、仏教関連の祝日でした。私も日本人ですし、一応の仏教徒。ということで、木曜日の仕事が終わった直後から、敬虔な友達のタイ人に誘われるがまま、2泊3日でお寺でお祈り?に行ってきました。訪れたお寺はコンケンの街の近くにあるWat nong rup。コンケンのすぐ近くにこんなお寺があるなんて知りませんでした。
Wat

滞在中は白い服を身に纏い、殺生をしない、泥棒を働かない、異性に触れない、嘘を付かない、お酒を飲まない、歌を歌わない、食事は1日1回だけ、といった戒律を守りながらの生活をしならないとのこと。

また、これは自主的にですが、座してお坊さんの説法を聞いたり、お経を唱えたり、お寺の周りをぐるぐる歩いて回ったり・・・その繰り返しで2泊3日が過ぎて行きました。私は私の友達の友達に当たる初対面の男性に付き添い、初日は夜11時に寝て深夜3時から参加、翌日は深夜2時に戻ってきて・・・と、何ともハードな生活となりました。

特に日本人の私にとって、一番大変だったのは、お坊さんの有りがたいはずのお話がもちろんタイ語なので「馬の耳に念仏」状態だったこと。30分~1時間のお話が何セットもあり、こればかりは本当に辛かったです。何度寝てしまったことか・・・ごめんなさい。
Otera

お寺ではここで蚊帳を張って2泊させていただきました 。といっても深夜まで、そして深夜からお祈りしていたので、泊まったと言って良いのかどうか・・・。
House

いや~精神的にとても疲れましたが、終わってみれば何だかすがすがしい気分になりました。理由は全く分かりませんが。

宗教ってすごいな、と思った3日間でした。

2011年2月16日 (水)

地生ラン 3 (Phu Kradueng)

Toreniaの写真を探していたら、昨年の10月末に行ったPhu Kraduengの植物をほとんど紹介していなかったことに気づきました。紹介したのは一部の草本だけでしたね。

ということで、手始めにメジャーどころの地生ランからアップしておきましょう。忘れられた方は前々回(2月)前回(5月)も参考にご覧ください。

最初は明るい草地に生えていたAnthogonium gracile。ここでは少なかったですが、Phu Soi Dao National Parkでもちらほらと見かけました。結構広くに分布する普通種なのでしょう。
Orchid1

川沿いに発達する林ではトクサラン(Cephalantheropsis gracilis)が満開でした。
Tokusa
Tokusa2

すぐ近くにはタイワンエビネ(Calanthe formosana)も。こちらの方がトクサランより個体数は多かったです。
Taiwan
Taiwan2

林床で咲いていたもう一つのランはこちら。キバナシュスラン(Anoectochilus)属の何かだと思います。
Hatsusima

以前から気になっていたスルガランらしきものやムヨウランの類は時期的に果実だけの状態で、残念ながら花は拝めませんでした。ムヨウランと言えば、1株だけヤツシロランの類を滝の近くで見つけました。キクシノブやカタヒバの類と一緒に写っていますが、日本の一般的なヤツシロランの自生血からするとちょっと違和感を覚えますね。
Yatusiro

2011年2月15日 (火)

タイのTorenia 2種

Kanさんからトレニアについてコメントをいただいたので、まだ掲載していないタイのトレニアを2種紹介おきましょう。種名が分からず、写真フォルダの中で放置されていたのでした(実はそんな植物ばっかりなのですが)。

一つ目はピンク色のトレニア。2010年10月30日 Phu Kradueng National Parkで出会いました。このときは20km以上歩きましたが、咲いているのを見たのはこの個体だけでした。
Torenia_pink

二種目は2010年10月24日、Phu Soi Dao National Parkで見かけたこのTorenia。濃淡のある赤紫色の花が印象的で、今でもよく頭に残っています。こちらも6km程度の登山道で、花が咲いていたのはこの株だけでした。標高は1300mくらいだったと思います。
Torenia_soidao

もし種名をご存じでしたら、ご教示いただけると大変嬉しく思います。いつも駆け足で写真を撮るだけなので、1種につき1~2枚程度しか写真がなく、、、同定ポイントを押さえていなかった場合はどうかご容赦ください。Torenia、タイには20種近くあるそうですね。まだ見ていないトレニアが10種以上・・・全部見るにはとてもとても長い時間が必要そうです。

2011年2月14日 (月)

ガガイモ科の果実(ラオスの市場にて)

市場で売られていたガガイモ科植物の果実。青マンゴーのように薄切りにして、唐辛子&砂糖やナンプラーなどをつけて食べるそうです。果実だけをちょっと味見してみたけど、決して美味しいものではありませんでした・・・。味はさておき、日本のガガイモも食べられはするに違いない!
Gagaimo

以前紹介したヌルデの果実も山手にある露店で売られていました。日本に帰ったら試してみたいものばかりです。

2011年2月13日 (日)

馬(ラオス)

ラオスの道路では馬の集団に出会いました。タイもラオスも牛はよく見かけるものの、馬は初めて。実に意外な出会いでした。
Uma

この馬たち、収穫したお米を運んでいるところでした。一度に2袋を運ぶことができるそうです。2つで100kgくらいでしょうか。山道を本当にお疲れ様です。馬を見かけたのは1つの村だけだったので、実はあまりメジャーな方法ではないのかもしれません。
Uma2

これは別の場所で撮影した、刈り取り後の陸稲。陸稲はこんな様子で山の斜面に植わっています。タイに来るまで日本の田んぼしか知らなかった私は、山の斜面一面に植わっている陸稲を見て大変驚いたものです。種蒔きと草刈り、収穫と、とても大変そう・・・。
Rice

2011年2月11日 (金)

高床式栽培

ラオスではどこに行っても、どこの民家でも見られた高床式栽培システム。使い古した船だったり、タイヤであったり、発泡スチロールであったり・・・何の野菜を、どういう理由でこんな植え方をしているか分かりますか?
Negi

正解の植物はネギ。高床式はニワトリや牛から守るため・・・かと思いきや、現地の研究者曰く、「ネマトーダから守るため」とのことでした。格子はまあそうかもしれませんが、高床式は言われれば成程!と納得です。
Negi2

2011年2月10日 (木)

ヨモギ(ラオス)

ラオス北部で見かけたヨモギ属(Artemisia)の一種。ニシヨモギ(Artemisia indica)とかその辺りになるのでしょうか。
Yomogi

標高1100m近くの道路ののり面に生えていました。
Yomogi2

2011年2月 8日 (火)

山間部の耕地雑草

ラオス北部の山間部の水田のある風景は、どこか日本に通じるところがあって、とても懐かしい雰囲気に包まれていました。特に狭い谷地にある田んぼは乾季の最中でも湿り気が残っており、いわゆる雑草が旺盛に生育していました。5分だけ立ち寄らせてもらいましたが、とても興味深かったです。白く咲いているのはカッコウアザミ。 この時期は畑として利用されていて、ネギ、ニンニク、ディルなどが雑草に混じって植えられていました。
Rice_field

ここで大群落を形成していたのはヘビイチゴの仲間でした。ヘビイチゴ(Duchesnea chrysantha)そのもの?
Hebiichigo

ヤマハコベ(Stellaria uchiyamana)と思われるものも。
Yamahakobe

水があるところにはナンゴク?デンジソウもありました。
Denji

これはギシギシ属(Rumex)の何か。スイバというよりはギシギシに近い印象です。
Suiba

これはコキツネノボタン(Ranunculus chinensis)だと思います。果実が縦に長くて、そう果の先がかぎ状になっていません。日本ではまだ見たことなかった・・・。
Kitune3
Kitune

タイトルで用いている「耕地雑草」という表現が一般的なもののか、実はよく知りません。英語ではarable weedと言うそうです。arable、そんな単語を今日まで知りませんでした。大学は農学部だったのに・・・

2011年2月 6日 (日)

Prunus cerasoides

ラオスの山岳地帯ではサクラの一種、Prunus cerasoidesが開花を迎えていました。比較的広く分布する種のようで、ラオス北部では標高の高いところ(>約800m)を中心としてちらほらと見かけました。いわゆる「さくら」をCerasus属とする見解もあるのですが、ここではタイの図鑑に従ってPrunus属としておきます。
Prunus

近くで見ると、やはり花や葉は日本でお馴染みのサクラそのもの。花の中心部が濃く、カンヒザクラを少し連想させます。カンヒザクラのシノニム(変種)とする見解もあったようです。
Prunus2

ベトナムとの国境では旧正月(春節)を祝うため(おそらく販売用)、ラオスからたくさんの枝がトラックやバイクに満載され、持ち出されていました・・・ううむ。

おまけとして、上の写真の左に写りこんでいるちょっと気になったLoniceraも。花の形は日本のスイカズラ(L. japonica)を寸詰まりにしたような感じ。熱帯に長くいると、こうした温帯域を分布の中心とする植物に出会うと何だか落ち着きますね。
Suikazura

2011年2月 5日 (土)

ラオスの自家用水力発電機

ラオス北部の街、Ou Thaiの河川では、何やら川に一列に並んでいるものがありました。
Power

気になって確認しに行ってみると、川の一部を堰き止めて流れを作り出し、発電をしているところでした。発電機からは電気コードが伸びており、各家庭に繋がっているのだとか。
Power2

これは別角度(横)から。
Power3

下の写真は別の市場で見かけた発電機の本体。雨季になって増水したら使えなさそうですが、非常に良いシステムです。
Power4

2011年2月 4日 (金)

Thysanolaena latifolia

ラオス北部の山間地帯ではあちらこちらで、下の写真のようにイネ科植物の穂を乾かしているのに出会いました。収穫した田んぼの跡地だったり、家の前の道路だったり、家の屋根の上だったり。時間さえあればこのイネ科の穂をせっせと集めているようで、車中からはこの穂を持ち歩く子供達の姿を何度となく目にしました。
Tiger_grass1

何の穂だろう?と、車中からでは想像に至りませんでしたが、車を停めて手にとって見るとすぐに分かりました。Thysanolaena latifolia (T. maxima)でした。インド~中国~インドシナと広く分布する種でして、タイやラオスではちょっと山に行けばどこにでも生えているごく普通種です。英名はTiger grass。日本には分布していませんが、ヤダケガヤという和名がついているそうです。
Tiger_grass

これの用途は「ほうき」。ある程度乾燥すると、穂を思いっきり叩きつけ、不要な種子を落とします。その後、乾燥して整えられた穂は、やがて買い付けにやってくる車でほうき工場?へ運ばれていきます。中国の国境近くでは乾燥した穂は中国へ運ばれているとのことでした。
Tataki

職場でも我が家でも、タイでお馴染みのほうきはラオスからやってきたのかもしれませんね。
Houki

2011年2月 2日 (水)

ラオスの国境3つ

タイとの国境、メコン川は以前紹介しましたので、今回はそれ以外の国境を紹介。

ミャンマーとの国境Xieng kok (Xieng kok mai)はメコン川の上流部。対岸はミャンマーです。いつか行きたい!
Xiengkok

中国との国境はLuang Namthaの北東、BotenとPhongsalyの最北、Lak mai No. 7に行きました。Botenでは巨大なチャイナタウンが形成されていて、ふらりとお店に入るとタイ語もラオス語も英語も通じず、中国語、そしてお金は人民元でやりとりされていました。とてもラオスの中にいるとは思えず、びっくりでした。一方、Phongsaly県にあるもう一つの国境には、まだほとんど何もありませんでした。ただ、これから貿易センターを建設するということで、何台もの重機が森を切り開いただけでした・・・。写真は後者の国境です。
Lak

Phone Savanから東に行ったベトナムとの国境、Nam Canは森の中。谷には小さな川が流れており、対岸の山がベトナムです。この辺りはチュオンソン山脈の一部に辺り、すぐ南部には2000mを超える山々が広がっています。この時期でもよくガスがかかっていました。降水量は多そうで、着生植物もとても豊富に違いないでしょう。ラオス側からずっと走ってきましたが、植生が国境辺りでガラリと変わっているのが分かりました。ベトナム側からアクセスしてみたいものです。
Forest

2011年2月 1日 (火)

ラオス北部より帰還

本日、無事にコンケンに戻って参りました。
いやはや更新がすっかり滞って申し訳ありませんでした。

ルアンナムタを出発した後、ミャンマー、中国、ベトナムとの国境に行き、その後、ビエンチャンに戻ってきました。ずっと毎日車で10時間近く移動する日々。山がちの地形で未舗装の道も多く、すっかり腰痛になりました。

植物の写真は数少ないのですが、風景や人々の生活など興味深いものに色々と出会いましたので、ぼちぼち紹介していきたいと思います。

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