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2010年2月

2010年2月27日 (土)

サイクリング (Bangkok)

ご無沙汰しております。週末はバンコクにある仕事仲間Tさんの妹さんの家へと出かけ、彼女の一家の趣味のひとつであるサイクリングを楽しんできました。
Chari4

バンコクの人口は800万。福岡とは比べものにならない大都会ですが、チャオプラヤ川に張り巡らされた水路沿いには、こうした小道がたくさん存在しています。水路沿いにたくさんある住居の生活道ですが、水路で水浴びしたり、お皿を洗ったりと、川に即した生活が今も営まれていました。うっかりコースアウトするとリタイヤしなくてはなりませんが、案内なしでも迷子になってお終いです。
Chari

街中も走りました。車の運転は荒いですが、福岡で自転車を乗りなれていれば大丈夫な程度、という印象。タイでは車は日本と同じ左側通行。右折時、要注意です。
Chari2

ワット・アルンというお寺から眺めたチャオプラヤ川。チャオプラヤ・エクスプレスという水上交通(船)もあり、容易に対岸に渡れます。今回は船は全く利用していませんが、自転車も運んでくれる船も一部にあるそうです。
Chari3

そして終わってみれば、初日に47kmを5時間、翌日に30kmを4時間程度かけて走っていました。いやいやとても日差しが強く、暑かった。。。タイの人は日焼けを恐れ、完全防備。覆面、帽子の上にヘルメット、腕抜き(というのはどうも方言らしく、正式には何というのか分かりません)など、対策は人それぞれでした。その格好で公園で休憩したり、お寺にお参りに行ったり、と、どうみてもアヤシイ一団でした・・・。
Chari5

2010年2月22日 (月)

Smilax, Diplocyclos, Paltostoma, Murdannia, Cyanotis (Phu Kradueng)

シオデ属の一種(Smilax sp.)。 台地上の明るい草地に(基本的に全部明るいのです)、点々と生育していました。Phu KraduengにはSmilax micro-chinaという固有種があるそうですが、本種でしょうか?
Smilax_sp

これはオキナワスズメウリ(Diplocyclos palmatus)?オキナワスズメウリは世界の熱帯域に広く分布するそうですが、決めてがないので不明のままです。台地に登る登山道沿いのギャップに生えており、この時期は葉もなく、果実のみでした。
Melothria_sp

台地上の草原、道沿いにやや普通に生えているシソ科の植物、Platostoma cochinchinense。花序近くの葉の色が白色~薄紫色に変化していましたが、開花時に変色するのか、展葉時からすでにこんな色で出てくるのか、 気になります。在学時の先輩が、とある属のcochinchinensisを研究材料のひとつとして扱われておられ、ゼミで何度も登場してその響きが耳タコに、、、今ではちょっと親しみのある学名のひとつです。種小名のcochinchinense, -sisはベトナム南部にちなむ名称だそうです。
Platostoma_cochinchinense3

これはイボクサ属(Murdannia)の一種。手持ちの図鑑にはM. simplex, M. giganteum, M. nudifloraという種が掲載されていましたが、写真のものとは少し違う模様。タイ語はまださっぱりなので種の特徴が把握できていま せん。気がつけばタイ滞在も1年半となりましたが、タイ語の壁はまだまだ厚くて越えられそうにありません。。。
Murdannia_simplex

Cyanotis属の一種。タイでは普通に分布するC. fasiculataかとも思いますが、他の種を知らないのでこれまた決め手がないままです。
Floscopa_scandens

根生葉は肉厚で、白色の毛が多く生えています。
Floscopa_scandens2

2010年2月21日 (日)

Buddleja, Myrica, Trevesia, Rubus (Phu Kradueng)

次は滝近くにあったフジウツギの仲間。Buddleja asiatica?対生している葉や花序は日本のフジウツギとよく似ています。
Buddleja_asiatica_h1

花も果実も見られませんでしたが、葉や枝ぶりはヤマモモ(Myrica rubra)にそっくり。と思って、帰って図鑑で確認してみたところ、Myrica esculentaという種がタイに分布しているそうで(北インド~中国~インドシナ~インドネシアに広く分布)、おそらく本種であると思われます。どこがどう違うのかは次回、花や果実があったときに。
Myrica_esculenta_h

葉の切れ込みが特徴的なウコギ科の植物で、おそらくTrevesia palmata。もちろん、葉の形は地域や生育ステージによって変異があります。タイではAralia, Heteropanax, Macropanax, Trevesia, Brassaiopsis, Scheffleraといった属が分布しているそうですが、Schefflera(フカノキ属)以外は日本に分布していない属なので、属自体の特徴を全く認識できていません。ちなみにPanaxはトチバニンジン属のことで、葉の形態が似ていることに由来しているのでしょう。ウコギ属はDendropanax、タカノツメ属はEvodiopanax、ハリギリ属はKalopanaxなどなど、ウコギ科内の属名に結構使用されています。
Trevesia_palmata_h

Rubusにも出会いましたが、それに関する情報を見出せず、まだ謎のままです。現地では明るい道沿いに多々見られます。
Rhubus

樹木編はこれで終了。次は草本+α、と、もう少しだけ続きます。

2010年2月20日 (土)

Acer, Myrsinaceae, Baeckea (Phu Kradueng)

カエデの一種、Acer calcaratum。タイ北部には6種類のカエデが生えているそうです。滝周辺に多く、冬にはちゃんと紅葉します。公園のシンボル的存在のようで、紅葉した葉を模ったTシャツ、メモ帳などの多くのお土産のデザインとして採用されていました。乾季の終わりが近づいたこの時期は旺盛に新葉を展開させていました。
Acer_calcaratum5

芽の形は確かにカエデそのもの!
Acer_calcaratum6

これはヤブコウジ科(Myrsinaceae)のシマイズセンリョウだと思います。ぱっと見た目で特に異なる点は認識できませんでした。広義のシマイズセンリョウ(Maesa montana)はタイにも分布しており、日本のものは変種(var. formosana)として扱われているらしいですが、、、どこがどう違うかまでは調べきれていません。
Maesa_montana

同じくヤブコウジ科のArdisia sp. 道沿いに生えており、刈られた枝から伸びたシュートに花を咲かせていました。通常のヤブコウジよりもピンク色の濃い花で、可愛らしいです。
Dscn5377

Phu Luangでも見たBaeckea frutescens。忘れもしません、これでフトモモ科(Myrtaceae)。
Baeckea_frutscens5

2010年2月19日 (金)

Theaceae (Phu Kradueng)

園芸植物繋がりで、お次はツバキ科の植物。Phu kraduengでは初めてツバキ属の植物に、しかも開花している個体に出会いました。

タイ北部に分布するCamellia属の植物は、C. taliensis, C. sinensis, C. connata, C. tenii, C. oleiferaの名前が手持ちの図鑑に掲載されています(タイ全土ではないのであしからず)。

そして、検索表によると、これはおそらくCamellia oleifera。YlistではC. oleiferaはC. oleosaのシノニムとして扱われていますが、ここでは手元にあるタイの図鑑を優先させることにします。C. oleiferaは和名をユチャと言い、油を採るために中国や台湾などで多く栽培されている種類。日本でも導入されて栽培されていたようです。図鑑には変種名var. confusaが与えられていましたが、どこがどう基変種と異なるのかまだ把握していません。
Camellia_sp5

花からの第一印象はサザンカでしたが、葉や枝から受ける印象がそれとは違っていました。でも若枝や葉柄には褐色の毛が生えているのは同じです。
Camellia_sp6

これもツバキ属植物と思うのですが、どうでしょう?森の中に花が落ちていました。大輪です。高木の森だったために葉は、そしてどの木がそうかも特定できませんでした。
Camellia_taliensis

しかし、花の裏側を見ると予想外にたくさんの花弁が・・・Camellia属の植物は花弁が5枚と思っていたので何が何だか分からなくなってしまいました。Camellia taliensis? C. taliensisは花弁が11枚あるそうですが、これは何枚でしょうか???ううむ。
Camellia_taliensis2

最後はAnneslea fragrans。どの木々もほとんど花が散っており、かろうじて咲き残っていた木を見つけてよじ登り、そこから望遠で撮影しました。トリミングしてみたものの、これではよく分からないですね・・・花弁のように広がって見えているのはガクで、実際の花の構造はまた次回、1年後?ということで。花弁、花の構造はかなり特徴的な形をしています。種小名がfragransというからには芳香があるのでしょうが、確認していませんでした。
Anneslea_fragrans

2010年2月18日 (木)

Ericaceae (Phu Kradueng)

ツツジ科の植物は3種ほど確認しました。

まずはRhododendron veitchianum。台地の週縁部(崖地近く)で数多く生育していますが、今回はまだまだ数株が咲き始めた程度でした。図鑑によると花色には「pink, white or pale yellow」と変異があるそうですが、私が確認した限りでは、この場所では蕾がピンク色で、開花したは花は白色に変化するものばかりでした。pale yellowというのは中心部のネクターガイドの色が過剰に発現しているものだと思いますが、いずれにせよ面白いですね。
Dscn5456

花はセイシカ並に大きく、満開となればさぞ綺麗でしょう。ピークは2月末頃でしょうか。
Dscn5453

お次はR. simsii。中国~インドシナと広域に分布し、日本でタイワンヤマツツジ(シナヤマツツジ)と呼ばれているツツジと同種とされています。Phu Kraduengでは主に川沿いに生育し、下の写真のように小川沿いの木陰に生えて3m程度に生長しているもから、サツキが生えるような渓流環境の岩場に進出しているもありました。葉のサイズはケラマツツジやサキシマツツジのように8cm程度に達するものもあり、かなり変異があるようです。
Rhododendron_simsii3

雄蕊は10本、明瞭なブロッチがあります。群落としは、こちらもまだ咲き始めといった印象でした。
Rhododendron_simsii8

最後はシャシャンボ(Vaccinium bracteatum)? シャシャンボはタイにも分布しているそうですが、Vacciniumは類似種も多く、タイの他のVaccinium相をよく知らないので分かりません・・・。
Dscn0711

他のツツジ科植物として、日本には分布していないCraibiodendron属やLyonia属の植物がタイでは生育しているそうなので、是非見てみたいものです。

2010年2月17日 (水)

Pinus merkusii (Phu Kradueng)

今日はマツ。写真は日没時に撮影したものですが、松は絵になります。
Pinus

Phu Kraduengにはマツ属の植物が2種生えており、その名はPinus merkusiiとP. kesiya。マツは温帯性~冷温帯性の植物であるが故に、タイではこの2種類しか生えていないそうです。撮った写真を見てみると、何故かP.merkusiiの写真ばかり・・・とういうことで、ここでは2種の写真を比較して紹介することはできませんが、手元にある写真だけでも貼り付けて、まずは簡単に紹介しておきます。これはP. merkusii。
Pinus_murkusii

識別ポイントはいくつかあるのですが、最も簡単に見分ける方法は
P. merkusii・・・2葉性。成木の樹皮は黒く、顕著に割れる。
P. kesiya・・・3葉性。成木の樹皮は、赤茶色を帯び、樹皮が割れたり剥がれたりしている。
といったところでしょうか。次の写真は一目瞭然、P. merkusiiの樹皮です。豪壮なP. murkusiiに比べてP. kesiyaはアカマツの幼木ような樹皮をしており、タイの雄松と雌松と勝手にイメージづけして覚えることに。
Pinus_murkusii2

生育場所については、P. kesiyaの方が台地の週縁部に多く見られ、P. merkusiiは台地の中央部に広く、そして個体数もとても多く分布しているように思えました。
Pinus_murkusii3

リスを何度か見かけましたが、球果は貴重な餌となっているのでしょう。齧られて芯だけとなった果実が道端にたくさん落ちていました(その写真は撮りそびれてしまいました)。P. kesiyaの写真も含め、次回の課題のひとつです。

2010年2月16日 (火)

Lindsaeaceae、その他 (Phu Kradueng)

シダの最後はやはりまとまりもなく、やっつけとなってしまいました。

まずは渓流沿いに生えていたホングウシダ属の植物。ホングウシダ(Lindsaea odorata)そのものに思えます。胞子嚢群は葉縁の切れ込みで分断されており、頂羽片もかなり小さくなっていることから、少なくともサイゴクホングウではありませんでした。
Lindsaea_odorata

ヒメホラやコビトホラシノブとは似ていませんが、こちらも渓流沿いに生えていたホラシノブの類(Sphenomeris sp.)。東北タイは雨季と乾季が明瞭に分かれているため、こうした山地の川沿いには渓流沿い植物群落がある程度発達しているように思えました。
Horasinobu

これはナナバケシダ属(Tectaria)の一種ですが、カレンコウアミシダ(T. simonsii)やミカワリシダ(T. devexa)とは少し違うような印象でした。種の特徴は手元に詳細な情報がなく全く分からないのですが、実はT. laoticaという固有種も分生育しているそうで、写真のものがそれかもしれません。まあカレンコウアミシダもミカワリシダも広く分布している種なので、どの程度変異があるのやら・・・。登山道沿いにポツポツと生えていました。
Tectaria_simonsii

Tectaria_simonsii2

先日のAsplenium affine?の隣に生えていたアツイタの類と思われる植物。少なくともアツイタそのものではないことは分かるものの、良く分かりません。。。アツイタ属の固有種、Elaphoglossum dumrongiiが分布しているそうです。が、今回はやはりお手上げです。固有種と言えば、先日のAspleniumではA. siamenseという種がPhu kraduengに固有で、タイプ標本だけ知られているそうです。これまたどんなのでしょう?
Asplenium_laserpitiifolium_h3

シダは他にもDryopterisなど色々と生えていたのですが、他の植物もまだまだあるので、今回はこれにて半ば強制的に終了します。残りの写真はまたの機会ということで・・・ご勘弁ください。何だか(もちろんシダだけでなく全てですが)中途半端に終わった感が否めませんが、まずは今回よく分からなかったものを重点的に、次回、頑張ります!!

最後はおまけとしてシカの食痕の写真です。シダの種類は違えど、そしてシカの種類も違えど、同じ食痕となるのは面白いですね。シダは外観ヘゴっぽかったのですが、ソーラスもなくよく分かりませんでした。葉身は1.5m程度でした。
Syokukon

2010年2月15日 (月)

Diplazium, Asplenium (Phu Kradueng)

おそらくキノボリシダ(Diplazium donianum)
Diplazium_donianum_h2

ミヤマノコギリシダ(D. mettenianum)と思われるシダ。
Diplazium_mettenianum_h

そしてこれはオオバミヤマノコギリシダ(D. hayatamae)? このサイズでソーラスをつけていました。いつも屋久島を基準に比較してしまうのですが、ヒロハミヤマなどの大型Diplaziumは、想像していた程、タイ全般的にあまり見かけないです。あるにはあるのですが・・・シカのせいなのか、乾燥のせいなのか、環境は良さそうなのに、何故大群落とならないのか、よく分かりません。それ以前にDiplaziumはもう分類だけでイロイロと・・・。
Diplazium_hayatamae_h

複葉で大型のAsplenium。 A. affineでしょうか?葉身が50cmを越えるものもあり、日本では見たことのないこの手のAspleniumにびっくりしました。美しい。。。
Asplenium_laserpitiifolium_h4

小型のAspeniumもありましたが、これは日本では見たことのない形です。Aspleniumはもう何種かあったのですが、写真を撮りそびれてしまいました。何だかそんなのばっかりです。次回はもう少し丁寧に観察するように心がけねば。
Asplenium_sp

2010年2月14日 (日)

普通種のシダ (Phu Kradueng)

まとめ方がかなり適当になってきていますが、今回は台地上で見た普通種3種類です。

最初はミズスギ(Lycopodium cernum)。道沿いには湿地状となってミズゴケが生えているところがたくさんあり、ミズスギもそのような環境でたくさん見ることができました。タイではしばしば市場や花屋でミズスギの束が売られていますが、生け花に?何か特別な用途があるのかもしれません。その他、Lycopodiumではナンカクラン(L. hamitonii)と思われるシダを登山道の岩で1株見ました。
Lycopodium_cernum2

コシダ(Dicanopteris linearis)の群落です。現地では、道沿いに「もういいよ」という程の大群落を見ることができます。写真はありませんが、ウラジロのようなシダ(カネコシダではない)も河川沿いに1ヵ所で見かけました。陰地だったので間延びしてとても貧弱な個体でした。どこかに群生地があるのでしょう。
Dicanopteris_linearis

最後は広義のワラビ(Pteridium aquilinum)。日本に生えているものよりも頑丈です。本種もコシダと同様、明るくやや乾いた環境を好むため、台地上の草原は格好の生育環境となっています。撮りやすい株を選んだら単体のみとなってしまいました。今思えばもう少し群落となっていて、「いかにもワラビ」というような写真を狙って撮るべきだと少し後悔しています。この時期、新芽もいくつか出ていました。
Pteridium_aquilinum

2010年2月13日 (土)

着生シダ(Phu Kradueng)

次回はシダです!と前の記事で宣言したものの、シダに関する知見に乏しい私としてはまともに紹介できるものがありませんでした。写真を貼り付けるだけのものがほとんどになってしまいますが、どうかご勘弁、ご了承ください。

まずは着生シダから。

タイの着生シダの王道、ビカクシダの一種です。これだけびっしりと着生した木が我が家の庭にあれば毎日眺めてニヤニヤしてそうです。栄養葉が枯れ、ソーラスのつく胞子葉はまだ青々としていました。水さえあれば栄養葉も常緑で維持できるのですが、東北タイの乾季にはどうも耐えられないようです。
Dscn5528

キクシノブかシマキクシノブかで迷い、結論が出ませんでした。明らかにキクシノブと思われる個体はあったのですが、これは・・・切れ込みの深いキクシノブ???台地上にある川沿いの岩でたくさん見ることができます。
Pachypleuria_sp2

シシラン属(Vittaria)の一種。とある崖の隙間に生えており、大岩を潜り込んで撮影しました。オオバシシランか!?と勝手に期待したのですが、どうも違うようです。
Vittaria_sp4

お次はコケシノブ科の一種。鋸歯なし、偽脈なし、です!
Horagoke

最後はツルシダ科Oleandra属の一種。台地上の岩に点々と着生しており、多くは落葉して休眠状態にありましたが、写真のように、すでに新葉を展開しているものもちらほらありました。O.musifolia?

Oleandra_musifolia_h2

2010年2月12日 (金)

着生ラン (Phu Kradueng)

Phu Kraduengは急峻な崖を伴う標高1200mの台地という地理的要因から、着生ランはさすがに豊富に自生していました。滝沿いはもちろん、麓の登山道でも、崖下の岩場でも、台地の上でも、です。簡単に識別できるものだけでも20種類以上は軽くあったでしょうか。乾季の真ん中を除けば、ほぼ一年を通じて何かしらのランの花が見れるような印象でした。滝近くの高木に着生するランに圧巻です。
Orchid

これはBulbophyllum morphologlorum。これから咲く種類のようで、1株だけフライング気味に咲いていました。台地の辺縁部に多く生えているカシの木には別の種類がたくさん着生していました。バルボの一部のグループをタイ語では「シントー」と言いますが、「シントー」はライオンの意味。どこら辺がそうなのか、由来はよく知りませんが、とても覚えやすくて良いです。
Bulbophyllum_morphologlorum

オサラン属(Eria)も何種類か見ましたが、花が咲いていたのこれ2種、それぞれ2株だけ。写真のものはEria amicaで、もう1種はEria siamensisだと思います。
Eria_amica

1cmに満たない小型の黄色い花を咲かせるTrichotosia dasyphylla。葉だけでなく、果実にも毛があるのが特徴的です。Chaiyapum県のPhu Khiao Wildlife Sanctuaryでも見たことがあります。
Trichotosia_dasyphylla2

これはCymbidium aloifoliumだと思います。標高200~500m程度の登山道沿いに何株も見られました。栽培もされている種類で、よく街中や民家で見かけ、私の職場にも植えられています。花は葉は全然違いますが、花は鹿児島で見たヘツカランに似ていました。
Cymbidium_aloifolium_h2

そうそう、シンビジウムと言えば、森の中で地生のシンビジウムも1種類見ました。ビジターセンターでは日本で言うところのスルガラン(C. encifolium)の学名が与えられていましたが・・・よく分かりません。いや、もう分からないことだらけです。すらっとした立ち姿といい、、、花はきっとカッコ良いに違いない!
Dscn5301

ランはとりあえずこれで一段落。次回はシダです。

2010年2月11日 (木)

地生ラン (Phu Kradueng)

地生ランで花が咲いているものは1種類だけでした。地生ランは長い乾季の終焉頃よりは雨季に花を咲かせるものが多いのでしょう。華々しさはあまり感じられませんが、ちょっと気になるランの写真をいくつか紹介しておきます。

唯一開花を確認したランがこれ。ハツシマラン属(Odontochilus)?オーストラリアでも同じようなランを見ましたが、ビジターセンターにも手元の図鑑にも本種に関する情報は掲載されていませんでした。個体数は多く、この時期に行けばまず見ることができるランのひとつでしょう。
Odontochilus_sp2

お次はムヨウランの一種(Lecanorchis sp.)。滝近くの森林下にて1株だけ見かけました。気にはなるものの、花がないので詳細は全くもって不明です。ううむ。
Lecanorchis_sp3

これはAcanthephippium属、タイワンアオイランかそのごく近縁種だと思います。こちらも花は咲いておらず、果実のみ。台地に登りきる前の斜面の登山道沿いにポツポツと生えていました。果実を見ようと葉をかき分けたらアオハブがいてびっくりしました。しかも射程圏内で・・・皆さん気つけましょう。改めて撮った写真を見れば確かに右上の方に写っていました・・・。
Acanthephippium_sp2

山道で出会ったCalanthe。花は咲いていませんでしたが、大型なので迫力満点です。ビジターセンターではレンギョウエビネの学名(Calanthe lyroglossa)が与えられていましたが、レンギョウはスズフリエビネの異名があるように、ほぼ100%セルフで果実が出来るのに対し(少なくとも屋久島で見たものはそうでした)、隣に生えていた株は3花しか結実しておらず。また、センターのパネルにあった写真の花の形と、花茎も葉よりやや高めに突き出ていたことから、個人的にはタイワンエビネ(C. formosana)に一票です。
Calanthe_formosana2

花はありませんでしたが、シマシュスラン(Goodyera viridiflora)に非常に酷似したランを滝の近くで確認しました。これが屋久島なら文句なしにシマシュスランなのですが、、、どうでしょうか?懐かしい植物?との思いがけない出会いに感動しました。屋久島には普通にあるトクサランと思わしきランも現地で生えていたのですが、、、やはり花も実もなくよく分かりませんでした。
Goodyera_viridiflora2

Habenariaの果実だと思うのですが、これだけだったので詳細は不明です。センターには黄色い花を咲かせるHabenariaの写真が紹介されていました(H. chlorinaだったと思います)。黄色いHabenariaとか見てみたい!
Habenaria2

2010年2月10日 (水)

草本 (Phu Kradueng)

台地上には、高層湿原とまでは言えませんが、貧栄養の高層湿原状の湿地が点々と見られました。道沿いにはミズゴケの仲間が至る所に生えており、アリノトウグサ、ホシクサの類(4種類は識別できました)、Xyris sp.、オトギリソウなどの仲間がごく普通に生えています。

アリノトウグサ(Haloragis micrantha)。熱帯に広く分布する種類とは知りませんでした。久住などでたくさん目にするイメージがあったので、北方系の植物と思っていました。なるほど。
Haloragis_micrantha

ポツポツとミズゴケに埋まるように生えていたGentiana hesseliana。
Gentiana_hesseliana4

1オトギリソウの仲間(Hypericum sp.)は1種類だけ花を咲かせていました。一日花のようで、夕方には全部花が萎れていました。
Otogiri

ミゾカクシの一種、Lobelia alsinoidesです。日本のミゾカクシのピンク色も良いですが、こちらの水色の本種も爽やかで良いです。Lobelia属は熱帯では木本に進化したり、とても多様な分化をしているグループ。ハワイでの適応放散が有名ですね。
Lobelia_alsinoides2

水中に生えて茎を30㎝程度まで伸ばす面白いホシクサのEriocaulon setaceum。にょきにょきと水面から突き出している花序を見て、やはりホシクサの仲間だったか、と、納得。1つの小川沿いに、点々と生えていました。
Eriocaulon_setaceum2

2010年2月 9日 (火)

Nepenthes thorelii

タイで見たかった植物のひとつ、ウツボカズラの一種にも出会いました。野生で見るのはキナバル山で見た大型のウツボカズラ以来です。2か所で見ましたが、 大きな群生地はLomsak cliffに向かう崖沿いのトレイル沿い。想像とは違って、かなり普通に生えていました。現地の情報によるとNepenthes thoreliiだそうですが、よく分かりません?

Nepenthes_thorelii9

捕虫嚢の色は緑色から赤みを帯びるものまで。乾季を乗り越えてのまだ展葉したての捕虫葉が多かったです。日本でよく売られている種類に外見似ていますが、、、どうなんでしょう。
Nepenthes_thorelii4

目につきやすかっただけかもしれませんが、松の根元に生えているのをたくさん確認しました。
Nepenthes_thorelii11

ウツボカズラ属の植物は実は雄雌異株の植物だそうです。雌雄でどう異なるのか見ていないので分かりませんが、確かに、さく果をつけた花序と花がらだけの昨年の花序が残っていました。本種は30㎝程度の花序を形成するようで、目が慣れればこれらを探す方が株を見つけやすいでしょう。植物を追いかけていると縦に細いものに目がいってしまいます。さく果のひとつひとつを見ると、何だかツツジのさく果によく似ていますね。種子もツツジのようにとても小さかったので、ウツボカズラもツツジのように共生菌(菌根菌)がいるのかのか・・・も?
Nepenthes_thorelii7

2010年2月 8日 (月)

Viola betonicifolia

念願の2種類見ることができました。

まずはViola betonicifolia。学名上はアリアケスミレ(var. oblongo-sagittata)の母種となっているスミレで、東南アジア~オーストラリアに広く分布しています。タイでは比較的標高の高い所に生育しており、約1年半滞在してようやくお目にかかることができました。側弁に密に毛が生えているのはこのスミレの特徴です。
Viola_betonicifolia

写真の花色は主に白色ですが、紫色を帯びるものもあるようです。ビジターセンターの写真では全体が薄紫色の花が写っていました(写真の上下が逆さまでしたが)。以前、台湾でも本種を見たことがありますが、そちらはもっと全体的に細く、まさしく”エナガスミレ”という印象でした。
Viola_betonicifolia9_2

葉柄と花塚は有毛のものから無毛のものまで、同じ集団内でも変異が大きかったです。見た株は2か所で合計10株にも達しませんが、火入れをしている場所もあり、どこかに群落があるのでは、と思います。まだ新葉の展開、そして花は咲き始めの状況だったので、2月中に行けば開花しているスミレに出会えそうです。
Viola_betonicifolia3

2種目はViola sp. 渓谷沿いに生えている高木のうろ(高さ1m程度)で1塊だけ確認しました。印象はコミヤマスミレに似ていますが、Serpentes亜節のViola curvistylis?生えている場所もちょっと普通ではなかったのと、この先に別の個体がもっと見られるだろうと思って少ししか観察しませんでした。相変わらず抜けててすみません。。。
Viola_sp4

まずは花を見てみたいものです、沢沿いのやや木陰に生えているので開放花は3月くらいでしょうか?
Viola_sp3

これでタイで見つけたすみれは4種類に。意外と生えているものです。

2010年2月 7日 (日)

Ochna integerrima, Ceriscoides turgida, Firmiana colorata

Phu Kraduengの植物、まずは登山道沿いに咲いていた木本3種についてです。

登り始めて最初の休憩所、Sam Haek(標高360m程度)では、オクナ科の植物、Ochna integerrimaを確認しました。ちょうど満開で、大型のクマバチの一種がたくさん訪花していました。
Ochna_integerrima2

花弁の枚数は図鑑には5~6枚とありましたが、写真のものは7枚・・・まあこのくらいは許容範囲ではないでしょうか。
Ochna_integerrima

次はすぐ近くに生えていたアカネ科のCeriscoides turgida(だと思います)。近縁属のクチナシ(Gardenia)のような芳香がありましたが、こちらには何も訪花していませんでした。
Ceriscoides_turgida3

すぐ隣の木には花があまり咲いておらず、たくさんの果実がなっていました。とても硬そう。。。
Ceriscoides_turgida

最後はアオギリ科のFirmiana colorata。日本のアオギリ(Firmiana simplex)と同属の植物です。朱赤色の花は日本本土で植栽されている(逸出している)白い花のアオギリとは全然異なって見え、とてもこれがアオギリ科の植物とは思えませんでしたが、、、図鑑によると特徴的な果実の形態なはとても良く似ているようです(今回は見ていませんが)。花もよくよく見れば花筒の切れ込みが深い、浅いの違い程度で同属でも納得。葉の形も似ているとのことですが、この時期はまだ展葉しておらず、確認できませんでした。
Firmiana_colorata

登山道にはたくさんの花が落ちていました。匂いは特に感じられず。若い木の枝や幹はアオギリと同じく緑色をしているのでしょうか。ちょっと気になります。
Firmiana_colorata2

いずれの種類も、登山道沿いに数本ずつ見ることができました。花があったので名前が特定できたものばかりで、樹皮や樹形で判断できるには・・・まだまだ遠い道のりです。何はともあれ、とても良いフィールドということが分かりましたので、足しげく通い詰めたいものです!

2010年2月 6日 (土)

Phu Kradueng National Park

Loei県のPhu Kraduengに行って参りました。
Phu Kraduengは堆積岩からなる台地上の山で、標高1200m程度。台地の上で宿泊するため、久々に十数キロの荷物を背負っての山登りを楽しむこととなりました。

台地までは麓から5.5km、約2時間かけて山道を登って行きます。タイの山では珍しく自分の足で登ることのできる山なので、植物の所謂「垂直分布」を見ることができました。2月初旬はまだまだ早春という感じで、多くの植物の開花時期には少し早いようでした。これから、そして10~11月頃の乾季の前後が最も花を多く見ることのできる時期のようです。
Map

登り道の途中には出店、茶屋があり、飲料水、ジュース、食事を摂ることができます。価格はもちろん標高に応じて上昇します。それでも、500mlのペットボトル入りの水は、麓では10バーツ程度ですが、15~25バーツになるという程度ですので、どちらがお得かは個人の体力と精神力次第というところでしょう。ほとんどのタイ人登山者は荷物をポーターに任せ、手ぶら同然で登っていました。ポーターは1kg=15バーツで雇うことができるそうです。ポーターは女性の方もいらっしゃって、皆さんさすがにマッチョでした。
Phu_kradueng2

台地上に出ると、そこからビジターセンターや宿泊施設のある場所まで約3kmほど、ほぼ平坦な道を歩きます。同じような風景・植生が続くので、慣れてしまうとすぐに退屈になってしまいそうですが、点々と興味深い植物が出てくるためなかなか飽きさせてくれません。個体数が多く最も目につきやすいのは2種類のマツ(Pinus murkusiiとP. kesiya)、コシダ(Dicranopteris linearis)、ミズスギ(Lycopodium cernum)。植物についての詳細は追々紹介する予定です。
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台地の端は当然崖となっており、最も有名なlomsak cliffをはじめとして、dang cliff, yeabmek cliff, nanoi cliffなど、たくさんの崖が見所となっています。それぞれの崖に茶屋が何軒か並んでいるので、食糧や水など何も持たずに歩き回っても問題はありません。台地上にはこれらの崖を繋ぐトレイルがずっと伸びており、全37.6kmのうち、2日間で約32kmのトレイルを走破しました。台地までの道のりを入れると40kmちょいですね。もう足がクタクタです。
Phu_kradueng5

滝へと続くトレイルもいくつかあります。乾季なので水量こそ少ないものの、滝のサイズ自体はとても大きかったです。滝や沢の周辺では、また一風変わった植生が発達しており、シダ類やラン類が豊富に着生していました。なお、雨季は登山道が滑りやすく危ないため、そして野生動物(特にゾウ)による危険性のためから、この公園は立ち入りができないようになってしまうそうです。
Phu_kradueng4

大まかな風景、植生は以上のような感じでしょうか。もちろんここで紹介する情報はかなり偏っていると思いますので、一般的な解説はこちらのサイトを参考にされた方が良いでしょう。タイのDepartment of National Parks, Wildlife and Plant Conservationのwebsiteです。宿泊施設の予約や、"Contact Address and How to go?"のところで地図もDLできるようです。

2010年2月 5日 (金)

Ochna sp.

熱帯に広く分布し、日本には自生していないオクナ科(Ochnaceae)の植物。約370種で構成されていて、北部タイにはOchna integerrima1種が普通に分布しているそうです。いや~今までそんな科があることすら知りませんでした。
Kiwata_thai2

今年の年明け(1月3日)に訪れた有名な遺跡、Phanom Rungで満開でした。Ochna integerrimaに似ていますが、図鑑の写真とは少し違うので植栽されている別の種類かもしれません。葉の展開前の枝に黄色い花がこれでもかというほど咲き、印象に深く残る木です。
Kiwata_thai_2

どこかで見たことあるな~と思ったら、オーストラリアの海岸で見ていました。撮影地はケアンズのちょっと北なので亜熱帯地域。こちらは海岸近くの灌木林に生え、2009年8月22日に確認。南半球のこの地域は、その頃が乾季の終わりに近づく頃で、タイと約半年分ずれていました。ただ、乾燥している環境でいち早く花を咲かせている辺りは共通するものがあります。
Kiwata_aus

詳細は不明ですが、花がずいぶん違うので異なる種なのでしょう。いつか種名が分かる日が来ますように。
Kiwata_ausflower

明日、明後日はちょっと標高の高い有名な山、Phu Kradungに遊びに行ってきます。ツツジの類やランの類がたくさん咲いていることでしょう!

2010年2月 3日 (水)

Azadirachta indica

センダン科(Meriaceae)の植物。ネットで調べたところ、和名はインドセンダン、園芸業界では英名のニーム(Neem)と呼ばれ、日本でも入手可能な植物のようです。コンケンでは至る所に植栽されており、容易に見るお馴染みの樹木のひとつです。
Neem2

この近辺では年明け頃から本種の新葉と花芽の展開が同時に始まり、ちょうど今が花盛り。
Neem

個々の花は確かにセンダンに似ていますね。ごくわずかに芳香がありました。
Neem_flower

蕾と新葉は茹でて食用にすることができます。職場では、ワーカーさん達が仕事をサボって、もとい、合間を見計らって、長竿の先に鎌をつけて枝ごとをバッサバッサと切り落とし、せっせと拾い集めていることが毎年恒例の行事となっています。時間があれば麻袋一杯になるまで採取して回っているので、昨年、「そんなにどうするんだ」と尋ねると、「市場で売るんだ」、との答えが返ってきました。ただ、樹にはツムギアリがたくさん営巣していて一緒に落ちてくるので、拾い集めるだけでも一苦労。必ず何ヶ所も噛まれて痛い思いをする羽目になります。

味は決して美味しいとは言えず、ただただ苦いだけ。なのですが、、、個人的には、あればついつい手が出てしまう、どこか病みつきになる苦味だと思います。ただ、本種には昆虫の生育を抑制する物質が含まれているため、害虫防除のためのにも一部で利用しているそうです。私は昆虫ではありませんが、これを食べ続ければ・・・人体にはどんな影響を及ぼすのでしょうかね。体サイズも違うし、そもそも体のつくりが違うので「生育を抑制する=若さを保てる」という安直な図式が成り立つ訳はないでしょうし。まあタイで伝統的に食べられていたので、何らかの健康増進に役に立つに違いない・・・はず。病みつきになるからといってあまり食べすぎず、ほどほどにしておくのが一番でしょう。
Neem3

今の時期はもう完全に展葉してしまい、どんなに茹でても硬くて食べることができません。来年の楽しみのひとつとしておきます。日本でも売られているそうなので、チャレンジ精神旺盛な方は是非ご試食ください。

2010年2月 2日 (火)

Bombax ceiba

お昼休みに職場を散策していると(さまよっていると)、もう1種類、キワタ科(Bombacaceae)の植物が生えているのを確認しました。
Bombax_ceiba

これはBombax ceiba、あるいはその近縁種でしょう。Bombax ceibaはタイ語ではギウ(ngiu)、あるいはギウデーン(ngiu daen)と呼ばれているそうです。先日のBombax ancepesはギウカーオ(ngiu khaao)。タイ語でデーンは「赤い」、カーオは「白い」という意味なので、花の色を指してのことなでしょう。ちなみにngiuはタイ英辞書で調べる と、red cotton tree, genus Bombaxとありました。花は明るい赤橙色。雄蕊の数はやはり多いです。

これまで全く気づきませんでしたが、ちょうど花の時期の今はたくさんの花が地面に落ちていて、1年半通った職場で初めて気づくことができました。まあちょっと分かりにくいところにあったというのも一因なのですが。遠目では落下したツバキの花を想像します。初見ではアフリカンチューリップかと思いましたが、全然違っていました。
Bombax_ceiba3

樹形は、こんな感じです。幹はまっすぐ伸びて、水平に広がった枝が特徴的ですね。若い樹皮にはBombax ancepesと同様に刺があるとのことです。タイは熱帯ということもあって、手に届く範囲に葉のない高木が多いですが、花のない時期はもうお手上げです。
Bombax_ceiba2

そんな高木の同定ポイントのひとつはやはり樹皮。本種は若いときは先日のBombax ancepsと同じように鋭い刺が発達するとのことですが、大木になるととても滑らかな樹皮に変わってしまうようです。単純に見たものだけを覚えていれば良いというものでもないのですね。難しい。。。

Bombax_ceiba4

残るは花が山吹色のBombax insigne。これで図鑑に掲載されている種類はコンプリートです。図鑑には"uncommon in open deciduous forests below 500m"とありましたが、どこかで見ることはできないでしょうか。上ではなく、下を見て歩いていればいつの日か・・・。

ちなみに、樹木を調べるのに主として参考としている図鑑は
Simon Gardner, Pinder Sidsunthorn and Vilaiwan Anusarnsunthorn. 2007. A Field Guide To Forest Trees of Northern Thailand. Kobfai Publishing Project. Bangkok
です。

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