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2009年12月

2009年12月30日 (水)

2008年の年末

Leoiから帰って来たものの、相変わらずドタバタした生活を送っています。

10日間くらいブログをアップしていなかった気がしていましたが、実際には5日間でしたか。その間、職場にも何度か泊まり、交配作業にデータ分析、報告書作成、忘年会などなど・・・一年間で最も忙しい時期を過ごしていて時間と曜日の感覚がマヒしています。本当に色々ありまして、1月末まではこんな調子が続きそうです。

その一つとして、タイの正月休みは31日から3日まで。その間、せっかくの休みということで、南東部のウボンラチャタニ県へ遊びに行くことになりました。知り合いのタイ人9人と。のんびり羽を伸ばしたいところですが、やはり正月明けが締切の報告書がいくつかあるので、パソコンを持っていくことにします。

ウボンからの帰りは3日ですが、4日に1日仕事をした後、5日から9日まで今度はタイ南部に出かけてきます。本当に行きたいマレーシアとの国境辺りは、治安的に問題があるので連れて行ってもらえませんが、まあ今回は仕事と割り切ってあまり変な行動はしないように努めたいと思います。研究のサンプルは是非欲しいのですが。個人的には木本スミレ(Viola属ではなく、Rinorea属)の分布域内なので、、、もちろん狙ってます。バンコクの標本庫を訪れた際、本種の標本を拝見してきました。標本を見る限り、一見はどこにでもあるような樹木の枝で、花や果実がないと全く分かりそうにありません。なお、写真のものだけでなく、数種類のRinorea属植物が収められていました。
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花と果実のアップ。ガクや柱頭、果実は確かにスミレっぽい。
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1968年に得られた標本でした。Noteには「Growing along bank of stream in shade in evergreen forest」とあります。この手がかりで探せばきっと・・・
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おまけにもう一枚。先日の忘年会の様子です。前日から準備をして、当日はお昼から食べて、飲んで、カラオケでタイの歌を歌って(というよりは歌わされて)、踊って、プレゼント交換をして、運動会をして・・・とても充実した一日でした。様子をもう少し詳しく紹介したいのですが、またの機会ということでご勘弁ください。
Bounenkai

それでは皆さん、良いお年を!!

>hosoishi君
コメント、ありがとう。仰せの通り、次回頑張ります。アリと言えば・・・ここ数日前から2mm程度のアリがパソコンの中に営巣してしまいました。職場に持って行っても家に持ち帰っても出て行ってくれる気配がなく、どうしたものか~と困り果てていたところ、昨日になって、姿が見えなくなりました。しかしですね、1mm程度のさらに小さなアリがパソコンの中に出入りしているのをすぐに見つけてしまいました。この2種でどうも激闘を繰り広げたらしく、パソコンの周りにはたくさんのアリの死骸が落ちていました。そんなにパソコンの中がが好きなのでしょうか・・・この小さなアリは今も液晶の中を歩きまわったりしています。日本ではアリの営巣場所と言えば「地面」のイメージが強いですが、タイでは色んなところにいますね。我が家にはこの他にさらに2種類のアリが家の中に営巣しているようです。

2009年12月25日 (金)

Loei県のPhu Ruaから帰ってきました。
1日目、2日目ともにずっと仕事に追われ、のんびりと遊ぶ時間はありませんでした。残念。と言う訳でして、ここに掲載できそうな写真はあまり撮れず。

標高600m辺りでは道路沿いにも松が生えています。この山塊では一番高いところで1300m近くあり、パフィオも生えているらしいです。機会があれば是非行って、そして見てみたいものです。
Pine

研究材料のイネ科植物も花盛りでした。これはこれで嬉しかったのですが、想像していた通りの変異の大きさを再認識するだけとなってしまいました。いやー参った。どう落とし所を付けるか、論文のDiscussionを検討中です。もっと論文を読まなければ。
Grass

2009年12月22日 (火)

Phu Phaman National Park

Phu Wiang National Parkでキャンプをした翌日は、Phu Phaman National Parkを散策して帰ってきました。

ここは洞窟や滝が有名な国立公園らしいです。以前、この公園内の洞窟のひとつを紹介しましたが、覚えておいででしょうか(昔のブログなので記事は消え去っていますが)。コウモリがたくさん住む洞窟で、夕方になると数十分に渡って洞窟から出てくるというものでした。この写真を見れば・・・どうでしょう。
Koumori

さて、今回はそこではなく、別の洞窟を3つほど回ってきましたので、簡単に紹介しておきます。まずは洞窟のある岩山の風景写真から。ここの公園では山際までサトウキビ畑が広がっていて、もちろん公園内に住んでいる人もいます。
Phaman_mount_2

洞窟までは車で行けるところからしばらく歩きますが、岩山なので竹林がほとんどでした。自生しているタケの種類は何種類かあるようでしたが、詳細は当然分かりません。植物ではビジターセンターでBalanophora fungosaの写真が掲載されているのを見て、ちょうど今頃が花の時期、と期待をしたものの。フィールドでは不発に終わってしまいました。残念。
Phaman_trail

洞窟の様子はこのような感じ。巨大な洞窟で、かなり奥まで行けそうな雰囲気のものも。
Phaman_enter

大きな鍾乳石も発達していました。
Phaman_syounyuu

さて、明日から2~3日、仕事で山に出かけて来ます。遊びではないものの、日常とは違った植物が見れるのでとても楽しみです。何か面白いものが見れますように!

2009年12月20日 (日)

草本(Phu Wiang)

10種類程度だけですが、開花している花があり、そのうちいくつかを写真に撮影してきたので紹介しておきましょう。

キャンプ場近くのため池のほとりに生えていた植物。花序がやたらと枝分かれしていたので当初は奇形かと思いましたが、、、周囲の株もこんな状態でどうもそうではない様子(栄養繁殖していたら分かりませんが)。
Wiang_tuyu2

そしてこれが花のアップ。「なんじゃこの単子葉は?」と思って、花を見てみると・・・ツユクサ科でした。ヤブミョウガ属?他の属の識別点をよく知らないのでよく分かりません。直径は5㎜程度で、苞に毛が生えていました。
Wiang_tuyu

これは同じため池に生えていたキバナオモダカ(Limnocharis flava)。
花茎は食用になるようです。ちょうどこの日のお昼ご飯に、付け合わせの生野菜として出てきたがこの花茎。最初は何の花か分かりませんでしたが、花茎の中がスポンジ状というところから水生植物を連想してピンときました。苦味や酸味、甘味など、これといった味はなく、変な粘り気などのクセもなく、、、何を食べているのか、いや、生で食べてそれ程美味しいというものではありませんでした。何だかんだで結局食べていますが、タイでは意外と生えているところを知らない方が幸せな食材が多い気がします。水生植物では他にIpomoea aquaticaの茎やスイレンNymphaea lotusの花茎を生野菜として食べますが、これらもまあ・・・その・・・ううむ、生えているところを見なければ美味しく食べれるのですが・・・。
Wiang_omodaka

お次は林内で見たキツネノマゴ科ハグロソウ属の植物(Peristrophe lanceolaria)。明るい林内~林縁に数多く見られ、ポリネーターとして大活躍しそうなミツバチが訪花していました。草姿の葉の形はハグロソウと良く似ていますが、立派な花序を形成していることと、下唇弁が雌蕊と雄蕊を包み込んでいる点で異なっています。
Wiang_mago2

最後はhosoishi氏からお願いされていたガガイモ科のDischidiaを見つけたのですが・・・地上8mの高さだったので登るに登れず。とりあえずこんな感じで生えていました、という写真で勘弁してください。まあまたどこかで見ることでしょう。写真のものはおそらくDischidia rafflesiana。分かるかな?
Wiang_kobu

2009年12月19日 (土)

Phu Wiang National Park

久々に?National Parkに行って山を散策してきました。コンケンの近場、Phu Wiang National Parkです。昨年の11月16日に恐竜の化石が発掘された現場を巡るトレイルを歩きましたが、今度はもう少し標高を挙げたところ、台地上の標高400~500mをのんびりと歩いてきました。

入口でレンジャーの人曰く、「今の時期は行く人もあまりおらず、見どころは何もないよ」とのことでしたが、、、まあ確かに山の中で誰にも出会いませんでしたし、他にキャンプする人もいませんでしたし、目玉の滝は乾季で水がごく僅かに流れている程度でしたし、恐竜の足跡というのはどれがそうなのかよく分からずじまい、、、と、見所的には何もなかったのかもしれませんが、決して何もなかった訳ではなかったので、ここで簡単に紹介させて下さい。

トレイルの入口。ブナ科(?)の樹木にビカクシダや着生ランがくっついています。第一印象はとてもイイ感じでした、第一印象は・・・
Wiang_entrance

"Dry evergreen forest"の林床は結構暗く、乾季のせいもあってあまり花を咲かせている植物はありませんでした。屋久島のように大木の切り株がちらほらあり、この一帯は皆伐された林のようでした。切られずに残ったものもありましたが、大部分の木は、樹齢30年未満のものが多かったです。
Wiang_trail

伐採を免れたと思わしき巨木で一番大きかったのはフタバガキの一種、Dipterocarpus alatus。幹回り9.59mだそうです。上部の太い枝が大きく折れてしまっていましたが、まだまだ元気にご生存のご様子。でも見やすいように周囲の木々を伐採して切り開いているのはとても可哀想でした・・・。昔はこんな木々がたくさんあったのでしょうね。
Wiang_dipteno

公園内にいくつかトレイルが走っており、滝へと続くトレイルは林道から300m下るだけで滝に出ました。落差10m程度でしょうか。今はちょろちょろと流れ落ちるだけでしたが、滝下流の巨石群から分かるように、雨季はかなり迫力がありそうです。ここでツルランらしきエビネを1株だけ見ました。
Wiang_fall

別のトレイルでは展望所へ。台地上の公園ということで、展望所では下界を広く見渡せます。乾季なので空気が澄んでいて見晴らしは抜群!茶色の部分は水田。乾季なのですっかり干上がり、刈り残された稲が茶色に見えています。こうして見ると溜池がたくさんあるように見えますね。手前に細く伸びているのはタケのシュートです。
Wiang_huukei

今回は、いつもあちこち連れて行ってくれるTさんが、「キャンプしよう!」ということでこの近場の公園に行った訳ですが、、、何だかんだでとても楽しかったです。キャンプをしに山に行くなんてここ数年、すっかりご無沙汰でした。いやいや、日本に帰って行きたくなりました。キャンプと行ったら阿蘇でしょうか。大学に入って最初に行った鍋の平キャンプ場が懐かしいです。スミレもきっと咲いている頃でしょうし、、、是非行かねば。ああ楽しみ!

2009年12月17日 (木)

アシダカグモ

侵入経路は不明であるが、我が家にアシダカグモの一種が出現した。
Spider1

予想に反して近づいても逃げなかったので、わーいと写真を撮影しておいた。
Spider2

足の間接部こんな剛毛が生えているとは。複眼もかっこいい。
Spider3

こちらもどこから入ったかよく分からないヤモリが家の中にたくさんいる。ホオグロヤモリ程度の大きさなので、遭遇するとお互いどういう行動をするのか気になるところである。

2009年12月14日 (月)

アキカサスゲ?

先日の巨石群の後にChaiyapum県のPhu Khiaoに行ったところ、スゲ群落に遭遇。生育環境(林床の湿り気のあるところ)や草姿、開花時期から判断するとアキカサスゲそのもの(Carex nemostachys)かそのごく近縁種であろう。ただ、タイのスゲに関する文献も手元にないため、果実を採取しての詳細は検討はしていない。ごめんなさい。
Carex1

花茎が葉よりも高く伸びているのが気になるところである。
Carex3_2

頂小穂は雄性、側小穂は雌性。
Carex2

近くにはトクサの一種(Equisetum)も生えていた。
Tokusa

福岡ではあまり見る機会がなかったので知らなかったのだが、茎の先端はこうなっているのか・・・。このまま鉛筆のデザインに使用すると一部の人に大受けすると思うだが、客層は限られ過ぎて売れないに違いない。

2009年12月12日 (土)

Mo Hin Khao

先日、Chaiyapum県にある巨石群(Mo Hin Khao)に行ってきました。堆積岩が風化してできた巨石が立ち並び、「タイのストーンヘンジ」という看板が近くに立っていました。写真の岩がこの場所の一番の目玉です。
Mohinstone

この巨石群は標高600m程度の台地上にあり、巨石群の近くにある展望所からの眺めはなかなかのものでした。
Mouhinkhao1

展望所の崖には、気になるシダがちらほら生えていました。が、、、高所恐怖症なので望遠で撮影するだけにしておきました。
Mohinfern

全体にビロード状の毛が生えるイネ科草本も生えていました。これも花がなく、何の仲間か全く想像できません。手が届きそうで届かない・・・。
Mohingrass

とまあ崖には面白そうな植物がたくさん残っていそうでしたが、それ以外の平坦な台地上は残念なことに農地やユーカリ林などに開発されまくり・・・ここの巨石群を観光地にしようと幅の広い道を通している場所では、道の真ん中にある邪魔な巨石を機械で破壊しているところも見てしまいました。何だかなあ・・・。

2009年12月10日 (木)

通常業務再開

コンケンに入られていた研究者も、今日までの日程を消化していただき、これにて一件落着。明日の便でお帰りになられるそうだが、何も問題は起きるまい。。。

Neko

今回お越しになられたのは病理学者でした。5日間ずっと同行させていただいたので、私の知らない知識や研究内容はもちろん、これから発展するであろうプロジェクトの立ち上げまでの流れ、そしてタイ人の器の広さを再確認するなど、色々と勉強させていただきました。

中でも、大学の昆虫学の先生(今はヨコバエ中心)をお訪ねさせていただいたのは、いろんな意味でとても貴重な経験となりました。とても気さくでバイタリティ溢れる先生で、植物ではないものの、ようやく分類・生態関連の研究者に出会えたので、この繋がりをもう少し発展させていきたいところ。。。

さて、明日からはようやく通常の業務に!、と思ったら週末の金曜日。今週分のノルマを明日だけで済ませることができるのだろうか・・・

2009年12月 8日 (火)

Common rat snake

職場にヘビがいたので捕まえてみました。
Common rat snake(Ptyhus mucosus)でしょうか?
右手で捕まえてしまったのと、結構大型のヘビだったので、写真を撮るのに一苦労。
Ratsnake1

胴体には黒いストライプ模様が入っており、大きくなると薄くなってくるようです。
Ratsnake2

捕獲時は目が大きくて可愛い、と思ったのですが、、、写真写りが悪いようで、少し怖い顔に見えますね。
Ratsnake3

2009年12月 7日 (月)

乾季の畑にて

今日はフィールド調査ということで、畑を回ってきました。そこで撮影した写真を相変わらずまとまりのない形でいくつか掲載しておきます。

サトウキビの植え付け作業をするお兄さん。日差しも強く、乾燥していて砂塵が舞うため、タイの農作業に従事する人はこのような格好で作業をしています。日本でこんな姿をしていると・・・通報されるに違いない。
Hatake3

水牛で畝切りをしているところにも遭遇しました。
Kwaai

調査風景はこんな感じ。データをとるのではなく、今回の目的は研究を立ち上げるための視察(情報収集)でした。畑でモノを見ながらタイの研究者とアツい議論を交わしておられました。
Hatake1

乾季に入って1ヶ月以上雨が降っていないため、道の横の植物もすっかり茶色に。エノコログサ(Setaria sp.)のように見えるのはPennisetum polystachyoだと思っているもので、全然属が異なるチカラシバ属の植物です。
Hatake2

畑の脇で見つけたハリナシバチの巣?円筒形の部分を「意外と硬いなぁ」と触っていると、ポキッと根元から折れてしまいました・・・うう、ごめんなさい。
Beenest

2009年12月 6日 (日)

来客

昨日から日本人の研究者がコンケンにお見えになられているということで、この1週間はその方の付き人?をすることに。車や宿の手配にはじまりコンケン市内やフィールド調査をサポートしたり・・・何かと気を遣いますが、日本語の話せる研究者と1対1で色々と話すのは楽しいものです。

今週は7日と10日はタイの祝日なのですが、
祝日であって祝日ではない、そんな1週間です。

2009年12月 3日 (木)

バンコク&アユタヤ

バンコクとアユタヤの有名な遺跡やお寺などの写真は見ようと思えばガイドブックや他のサイトでいくらでも見ることができると思うので、ここでは少し変わった写真をアップしておきましょう。言い換えれば、どうでも良いような写真ばかり、とも言えなくもないですが・・・。

まずはとある庭園で見たゾウの刈り込み。他にもウサギやコブラ、ライオン?などたくさんいました。センスが良いです。
Elephant

アユタヤにはアユタヤ日本人村というものがあり、クロネコヤマトののぼりが立っていました。なお、アユタヤ王朝時代には朱印船貿易のために1000人以上の日本人がタイのこの地に居住していたそうです。いや~全く知りませんでした。タイの歴史も面白そうなので機会があれば勉強してみたいものです。
Kuroneko

ネコ繋がりということで、お次は電車の広告。「me-o」という商品名のキャットフードです。タイ語でネコは「メーオ(me-o)」といいますが、そのまんまですな。
Meeo

アユタヤの遺跡にはサトイモ科の植物が生えていました。日本ではカラスビシャクに相当するニッチを占めています。たくさん生えていましたが、いずれも花や実はなく、種名も情報不足のために不明のまま。コンケンではまず見たことがありません。何だろう?
Karasubisyaku

2009年12月 2日 (水)

バンコクにて

バンコクより無事に帰って参りました。この3日間はバンコク市内にある王宮や寺院、水上市場、そしてアユタヤ遺跡を巡ってきました。

バンコク市内はものすごく都会でびっくりしました。高層ビルも林立する人口600万人の大都会です。街中を走っている車の半分は初乗り35バーツ(約100円)のタクシー。タクシーの多さにも驚きました。居住地のコンケンではこんなタクシー1台も走っていないというのに・・・。
Bankgkok

宿泊したホテルの部屋は40階。そして80階くらいにあるレストランで晩御飯を食べることになり、このようなところで食べるご飯は、、、やはりどこか落ち着きませんでした。夜景は綺麗ですが、私は知らなくて良い世界のような気がします。
Bangkok_2

個人的に良い思い出となったのが市場で売られていたこのホシクサ。着色をしているのか、色水を吸わせているのか、詳細は分かりませんが、色とりどりのホシクサを販売していました。この発想に感動です。
Hoshikusa

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