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2009年9月

2009年9月30日 (水)

養殖ナマズ

掘っ建て小屋の中にあったこの水槽。こ、これは・・・
Catfish

案内してもらったタイ人に言われるがまま、粒状の餌を撒くと魚がばしゃばしゃと水面に。
Catfish2

正解はナマズの養殖場でした(タイトルからしてバレバレなのですが)。
Catfish3

職場のすぐ近くにあるこの場所では、1キロ50バーツ(150円弱)で購入できるそうです。

そうか、お昼にときどき出てくるナマズの素揚げはここからやってきていたのか・・・まあ臭みもなく淡白で美味しく、好きなのは変わらないのですが・・・どうしてこうも水の色が不気味なピンク色なのかということが唯一気になるところです。うーむ。

2009年9月29日 (火)

日本へ留学

タイに来て仲良くなった友達が、日本へ1年間留学すると言って旅立って行った。

日本語を高校から勉強していて、日本に行きたいと憧れを抱いていたそうだ。日本語での会話もかなり話せる方で、一緒に遊んでもらったり、タイ語をちょこちょこ教えてくれたり、と、とても親切にしてくれていた。身近からいなくなってしまうのは寂しいけれど、日本語の先生になりたい彼女にはきっと良い経験となるに違いない。

彼女は日本を見てどう思うか、今度会ったときにそれを聞くのが楽しみである。
良い日本人と巡り合い、楽しい大学生活を送れますように。

2009年9月28日 (月)

来タイ1周年

タイに初めてやってきてちょど一年間が経過した。
過ぎてみればあっという間の一年。

当初は「非日常」だったものが、やがて「日常」となり、、、タイの人との生活は自分の価値観に多大な影響を与えてきた、与えてしまったと思う。

日本に比べればすごくユルユルの社会なので、良い意味でも悪い意味でも「テキトー」になった。日本でもかなりテキトーな性格だったが、さらに輪をかけて、である。

また、周囲のタイの人はとても親切で色々と面倒を見てくれる。ろくに会話できなくても何とかなるのでタイ語も英語も相変わらずさっぱり上達しないけれど・・・。日本に戻ったら(戻ることが出来たら)、日本に来ている外国人に対してもっと親身に応対しよう。

1つ目のテキトーさにも関係するが、衛生観念がかなり低下した。今の日本は潔癖すぎる、と思う程だ。今の私はごちゃごちゃしている方が住みやすい。オーストラリアに行ったとき、あまりの綺麗さに落ち着かなかったので、そう確信した。

他にもたくさんあるが、それらが今後の人生にどう生かされていくかは・・・今は考えてもしょうがないので流れに身を任せることにする。任期が切れた半年後は自分がどこで何をやっているのか、未だに具体的なイメージが沸かない。さあてどうなるか・・・。

残されたタイ生活はあと半年。仕事はもちろんだが、それ以外にも何ができるか色々と考えて挑戦していきたい。

2009年9月27日 (日)

じんましん

パソコンで作業をしていると右手に違和感を覚え、ふと見るとじんましんが出ていた。
えっ・・・と思い、「消えろ~」と念じると跡形もなく消え去った。
うーん、何かの前兆だろうか・・・。

2009年9月26日 (土)

頭の日焼け2

嫁さんから「頭に泥みたいなのがついているよ」と指摘を受けて、
なんじゃそりゃ・・・と思って確認すると、頭の皮が日焼けで剥けていたのであった。

「一休さん」から少し髪が伸びて頭が黒っぽくなったものの、まだまだタイの日差しは痛い。
坊主になって頭が日焼けするとは・・・貴重な経験ではあるな。

2009年9月25日 (金)

タイ語習得への道4

昨日の「dai len mai?」についてを早速尋ねた結果、
「dai len mai?」は「dai. len mai?」であることが判明しました。

つまり、
「len dai mai?」(遊ぶことができますか?)
という私がした問いかけに対して、
「dai.」(できます)と「len mai?」(遊びますか?)
の、2つの文がくっついていたというオチでした。

そうきたか~。「句読点を忘れてごめんね」と言われましたが、明らかにこちらの理解力不足でした。タイ人同士ならすぐに分かっていたのでしょうが、ううむ難しい。

ちなみに
「dai len mai?」は「遊んだのですか?」(過去の疑問)
という意味でOKのようです。
別の表現では「len leeo chai mai?」とも言えます。

ということで、バトミントン選手と一緒にバトミントンをするせっかくの機会を逃してしまいました、naa sia daai。

写真はヤブミョウガ属(Pollia sp.?)の一種。Pollia subumbellata?
これも植栽されていた植物。ヤブミョウガ属はツユクサ科の多年草ですが、日本のヤブミョウガやコヤブミョウガの白色花と違って花が青く、何だかすごく羨ましく思えた。暗い林床に暗い色でポリネーターは何なのだろう。(2009年8月14日撮影)
Yabumyouga

2009年9月24日 (木)

タイ語習得への道3

・「遊ぶ」は「len」
・「遊んだ」は「dai len」(過去)
・「遊ばない」は「mai len」(否定)
・「遊びますか」は「len mai?」(疑問)
・「遊ぶことができます」は「len dai」(可能)
・「遊ぶことができません」は「len mai dai」(可能の否定)
・「遊ぶことができますか」は「len dai mai?」(可能の疑問)

と、ちょっと分かりにくいけれど、ここまでは何とか習得して、日常生活でも使えるレベルにいるのですが、、、

昨日、タイ人の友達から「dai len mai?」というメールが届き・・・訳が分からなくなってしまいました。たった3単語なのに、語順だけで文の意味が全く理解不能です。どうして「dai」が動詞の前に来るんだ・・・。

「もう遊んだのですか?」という意味なのでしょうか(これから一緒に遊ぼうという話をしていたつもりだったのに)。結局、訳が分からず、この日は何もせずに、遊びの話は有耶無耶になってしまいまいました。今度会ったときにちゃんと確認しなくては!!

写真はMahonia sp.
ドイステープ山のBhubing Palaceに植栽されていたヒイラギナンテン属(Mahonia)の一種(2009年8月14日撮影)。ヒイラギナンテン(M. japonica)は日本ではまだ庭先に植栽されているのしか見ていませんが、それも高させいぜい2m程度。写真のものは高さ4mを超え、幹の直径10㎝以上!とても驚きでした。
Hiiragi2

樹皮はこのような感じにコルク質が発達するようです。立派立派。
Hiiragi

2009年9月23日 (水)

Triangle keelback

職場にある建物から畑へと続く裏道にはクリークがあって、そこで時々、魚やらエビ(ヌマエビみたいなの)やら貝(タニシみたいなの)などを捕獲して食べたりしています(地元のタイ人はエビを生で食べているのだが大丈夫なのだろうか・・・いや、それを言うならエビだけでなくウシやらブタも生で食べていますが)。

9月17日のこと。畑に用があってその道をタイ人女性と行っていると、「昨日ここで大きなヘビを見たんですよ。」と言うので、それならば!、と注意して探しながら行くと、、、やったー発見!

何も持ち合わせていませんでしたが、とりあえず大人しそうなヘビだったので素手でゆっくりと捕獲してみました。ということで畑はもちろん後回し。すぐに職場に戻って写真を撮影することにしました。随分とご老体のようでしたが、ヤマカガシみたいな色合いです。これはTriangle keelback (Xenochrophis trianguligera)? そうだとすると毒がないようなので一安心。
Keelback

その後も全体、アップと色々な角度から写真を撮ろうとしたものの、、、すぐにデジカメの電池切れとなり、腹面の写真を撮影して終了。どうしようもないので、また会えるだろうと、元にいたクリークに逃がしておきました。
Keelback2

逃がすと水に潜って行くので水棲ヘビ?、と思ったのですが、調べると水棲ヘビに該当種はなし。"Snakes and other reptiles of Peninsular Malaysia, Singapore nad Thailand(Cox et al.,2006)の"Triangle keelbackの頁には"This is a lowland, semi-aquatic snake, but has been recorded up to 1400m in forests"とあり、タイでの分布は南部地域とだけ記されていましたが(ここは東北地域)、他に類似種は見当たらず、Triangle keelbackが一番妥当な種と考えている次第です。水に潜ったヘビがどのように魚を捕まえるか気になるので、飼育して観察してみたいところです。

まあ頻繁に通る道なのでまた会えるはず!

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追伸.
相変わらずこちらからコメントへの書き込みができないので、この場でTrichさんへのお返事を。

コメントありがとうございます。タイに来る前、アルバイト先の上司(と言って良いのか分かりませんが)からバイトを頑張った際のご褒美に頂戴した本;

●植物の生存戦略「じっとしているという知恵」に学ぶ
「植物の軸と情報」特定領域研究班 編
ISBN:9784022599216

にトレニアの花粉管誘導研究のことが記されており、当時とても面白く読ませていただいたことを記憶しています。受精の瞬間を世界で初めて動画で初めて捉えたそうですね。今度、この研究がどう発展していくのか、とても楽しみです。私が現在研究としているイネ科植物は花は多いし、風媒なので花粉は小さいし、、、交配を行ってはいるものの、果たしてどれだけ成功して雑種が獲得できているのかすらよく分かっていません。植物は本当に多様で面白いですね。

2009年9月22日 (火)

頭の日焼け

昨日はとてもいい天気だったので畑に出て作業をしていたのですが、、、髪のほとんどない坊主頭で出ていたところ、頭が激しく日焼けしてしまいました。触ると痛くて、髪を洗うのに苦心する始末(といっても洗う髪なんて無いに等しいのですが)。

坊主になってから3日目。少しは髪も伸びて黒い部分が増えてきたものの、まだまだ地肌が見えるレベル。早く伸びておくれ。。。

写真はタイで見た2種目のスミレ。
Vhederacea

といってもこれはオーストラリアなどに自生するViola hederacea、タイでは明らかに植栽です。
オーストラリアでは一応意識して探したつもりだったのですが、見つけることはできませんでした。黄色やピンクの花を咲かせるHibanthusもユーカリ林の林床にあるとのことだったのですが、これらは時期的に厳しかった模様。花の時期を狙ってまた行きたいです!
写真は2008年8月13日、Doi Suthepにて

2009年9月21日 (月)

Pitviper (Phu Rua)

Phu Ruaでは待望の?ハブを見ることができました。同定にはさっぱり自信がありませんが、Pop's Pit-viper(Trimeresurus popeiorum)でしょうか? 枯れた竹の上にちょこんと乗っていました。
Greensnake2

小雨の降る林床で発見。薄暗いためにあまり良い写真が取れませんでした。ちょっといじるととぐろを巻いて攻撃態勢。マレーシアや台湾でも見たことありますが、相変わらず目がコワイです。
Greensnake

本属はタイには少なくともあと8種類はいるとのこと(といってもタイ南部にしかいない種類が5種と多い)。実際にこの目で見てしまうと、本当にいるんだと実感が湧き、山歩きも少しは怖くなりました。フィールドを歩くときはいつも気を付けているつもりですが、、、もっともっと注意して散策をしなくては!先に見つければ万事OKです。

2009年9月20日 (日)

Herbs_Torenia 3種他 (Phu Rua他)

花がピンク色のTorenia pierreana。日本にもTorenia属(ツルウリクサ属)の植物が数種類分布しているらしいですが、見たことがありません、たぶん。どこに生えているんだ・・・。
Torenia_pierreana

Torenia属はタイには4種以上分布しているらしく(実際に何種あるのかはまだ確認できていません)、うち3種を確認しています。次の写真が比較的普通に目にするTorenia fourieri。日本でも園芸業界でトレニアと言えば本種のことを指す、というくらい代表的な種のようです。調べていたらIn Thailand, pollen from T. fourieri is a food source for several species of stingless bees (Jongjitvimol & Wattanachaiyingcharoen, 2006)という記述を発見。有名な植物だけに学術的にも色々な分野で研究対象になっていそうです。
Torenia_fournieri

ついでにもう一種のトレニアを紹介。これはPhu Luangに生えていたTorenia siamensis。花も葉も1cm弱と全体的に小型です。
Torenia_siamensis

次はイワタバコ科の一種。渓流沿いなどの陰湿な環境でときどき見かけますが、手持ちのどの図鑑にも紹介されておらず、、、未だに名前が分かっていません。うーむ。
Liwatagako

Phu Ruaでは実際見なかったのですが、近くのPhu Luang National Parkで見たヒナノシャクジョウ科の一種、Burmannia distichaをついでに紹介。葉もあり、茎も緑なので光合成をするタイプで、タイのやや標高の高い湿地でときどき見かけます。ネットで調べていたらburmanniaceae.orgというサイトを発見。かなりマニアックでこの世界も面白そうですね。
Lsyakujou

最後にhosoishiさんから頂いたコメントの返事をここでさせて下さい。

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Dischidiaは2種類は確実に見たことあるよ。1種は特徴的で分かりやすいDischidia rafflesiana。これは花屋でもときどき売られてます。もう一つは花もなく名前不明のまま。でも・・・どちらも写真に撮影していませんでした。アリがつくとは知りませんでした、ごめんなさい。今度見つけたらバラしてでも詳細に紹介したいと思います!乞うご期待!!
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2009年9月19日 (土)

散髪

タイ人と話していて「髪がボサボサになったから切りたいな~」という話になったところ、「私は散髪上手だよ!」とタイ人女性が言うので、髪を切ってもらうことにした。

こちらの学生のような髪型(スポーツ刈り)を希望し、最初は丁寧にハサミで切ってもらっていたのだが、、、途中からバリカンが登場して事態が急変。そして案の定、というか予定通り?失敗して、、、最終的には坊主頭になってしまった。

別のタイ人からは「一休さん!一休さん!」と言われるし(一休さんはタイで有名なので)
明日職場では何と言われるのか、そしてどう説明すれば良いのか・・・。
ああタイの直射日光が痛い・・・。

2009年9月18日 (金)

Shrubs and Herbs (Phu Rua)

昨日の続編、今日は同定に輪をかけて自信のない植物を集めてみました。タイ語の図鑑は相変わらず解説を読むことができないので、写真での絵合わせ状態です。。。

最初はシナノキ科のTriumfetta pilosaと思われる植物。あまり特徴がないだけに類似種があればお手上げです。草地に生えていました。
Rsinanoki

マメ科のEriosema chinense。外観がタヌキマメ(Crotalaria sessiliflora)に似ていたので同属かも、と予想したらどうやら違う種類でした。本種はどんな果実ができるのだろう。
Rtanuki

これはツユクサ科のCyanotis axillaris?花は綺麗ですが、Cyanotis axillarisは田畑の雑草として広く分布しているという記述を見たことがあります。日本のイボクサみたいなものでしょうか。(と記しましたが、C. fasiculataと思います、2009/09/20に追記)
Rtsuyukusa

小型のベゴニア、Begonia thaianumは渓流沿いの岩で確認。コンパクトなので、日本なら確実に山野草向きですね。タイでは、Bonsaiの本が本屋でも売られていますが、そういう風に栽培しているのを実際に見たことはありません。
Begonia

同じ岩場にはツリフネソウの一種、Impatiens violaeflora?が生えていました。花はちょっとスミレには見えませんが、、、覚えやすくて良い名前です。本種の花は1cm程度、そう思って改めて見ると距は結構長いように思えます。。昔登ったキナバル山でこういう形の花を見たのが懐かしいです(サイズはもっと大きかったですが)。

Rimpatiens_violaeflora

今日は以上、、またまた明日に続きます。

2009年9月17日 (木)

Shurbs and Herbs (Phu Rua)

今日は昨日に引き続き、Phu Rua National Parkで見た植物の紹介。ラン以外で、花が咲いていて種名の分かりやすかった植物5種です。

最初はクサギの仲間のClerodendrum colebrookianum。日本では主に暖地で導入されている園芸種として、中国~インド原産のヒギリが有名ですね。私はどちらかと言えばこちらの方が好みです。昔はヒギリとカタカナ表記で覚えていたので、どうしてこうヒジリに似た名前なんだ・・・と思っていたのですが、しばらくして漢字では「緋桐」と書くと知り、納得しました。最初から自分でも何言ってるのか分からなくてごめんなさい。
Rkusagi

気を取り直して次は同属のClerodendrum serratum。花の第一印象からカリガネソウが低木化したのかと思っていたのですが、、、これで、クサギ属とのこと。カリガネソウはCaryopteris属。うーん、花だけではよく分かりません。果実など一通り詳しく見てみたいものです(Rotheca属に分類する見解もあるようです)。
Rclerodendrum_serratum

土壌の乏しい岩の上にはHoya multifloraが生えていました。あまり多肉質の葉ではないので、花がないとHoyaとは見分けがつかなかったでしょう。幼いときは株立ちし、大きくなるとつる性となるようです。ネットでは英名はshooting star(s)と言い、日本でも「天の川」「彦星」という名で流通しているとか。確かにこれは綺麗で見ごたえあります。いや~かっこいい。日本に帰ったら思わず買ってしまいそうです。
Hoya_multiflora2

お次はちょっと湿った草原で見たヒメハギ科のSalmonia cantoniensis。現在はすでに消滅してしまった以前のブログで、タイにやってきたばかりの頃に見つけて紹介した植物のひとつ、よく覚えています。あれからもう1年が経過しようとしています。あっという間の1年、、、色んな意味で1年間では明らかに足りない・・・。本種はタイでは3度目の出会いです。
Rsalomonia_cantoniensis

本日の最後の植物はこれもタイで3度目となったDrosera peltata。すらっとした立ち姿がとても印象的で、いつ見ても惚れぼれします。以前はSai Thung National Parkの記事で紹介しました。
Rdrosera_peltata

今日は以上、明日に続く、です!

2009年9月16日 (水)

Orchid (Phu Rua)

先日、Phu Luang National Parkに行ったときの植物を紹介しましたが、実はそのついでに近くにあるPhu Rua National Parkも1時間弱だけ訪れてタイのフィールドを楽しみました。2つの国立公園は文字からは明らかに違うように思えますが、タイ人の発音を聞くと微妙でして・・・前知識がないと全く区別できず何がなんだか。実際に行って案内板を見るまで、2つが違う公園であるということに気づきませんでした。

さて、滞在時間はわずかのPhu Rua National Parkでしたが、初見の植物に結構出会うことができたので数回に渡って紹介しておきたいと思います(最近ネタも乏しいので・・・)。

まずは王道のランから。ここでの一番の発見はこの大型の腐生ラン。さて何でしょう?
Rtanegashimamuouran2

タネガシマムヨウラン(Aphyllorchis montana)に違いない!、と思っているのですが、残念ながら開花している花はひとつもなく、確定には至りませんでした。薩摩半島や屋久島で見たことがあり、花托の形や植物体の色はよく似ています。手持ちのタイのラン図鑑にはA. montanaとA. caudataの2種が掲載されていました。やはりタイにも分布もしている!
Rtanegashimamuyouran

次は以前のPhu Luang National Parkの記事でも紹介したHabenaria rhodocheila。以前は草地に生えていて花はオレンジ色でしたが、ここでは渓流沿いに生えていてピンク色。そして側弁も大きく発達しています。うーん、明らかに分化していそうですが、何とも言えません。
Rhabenaria_rhodocheila3

お次は草原に生えていたナリヤラン(Arundina graminifolia)。タイでは3度目の出会いとなります。いずれも標高800m~の山地で見ています。本種はこれまでに西表島やカウアイ島(ハワイ)でも見かけており、シダ並に広域分布をしている種のようです。
Rnariya

ちょっと面白い形のHabenaria sp.(Platanthera sp.)が草地に生えていました。この伸びた唇弁の一部(に見えますが、ちょっと小さすぎて写真では正確に判断できない)はどんな意義があるのでしょうか!?ちなみに日本のPlatanthera(ツレサギソウ属)の植物はタイでは全てHabenaria属として扱われているようです。
Rhabenaria_sp

着生ランは2種を紹介。1種目はCoelogyne schultesii。Phu Luang National Parkで見た種類と同じもの、この公園でもごく普通に着生していました。あまりにたくさんあるので、多少時期外れでも花を見ることができたのでは、そんな印象を受けました。
Rcoelogyne

最後はDendrobium henryi? 黄色の花を咲かせるデンドロだけで手持ちの図鑑には20種以上掲載されている上、さらに掲載されていない種もまだまだあると思われるので、花の写真があるのに同定できないという状況。うーん、D. henryiっぽいのだが・・・どうでしょう。
Rdendrobium_henryi

国立公園では多くのランが残っていて(日本も行くところに行けばそうですが)、道をあるけばどこでも近距離で観察できます。タイにお越しの方は是非National Parkへ!

2009年9月14日 (月)

Erawan National Park

マラソンの帰りは、同県にあるErawan National Parkに立ち寄って帰路につきました。早々に帰ればゆっくり休んで翌日の仕事に臨めるというのに、、、こういうところに寄っていたりするから帰りがさらに遅くなる訳です。といってもお互い足がクタクタなのにわざわざ遠回りして寄っていただけるとは、ただただ感謝あるのみです!

さて、この国立公園には滝が7つあり、今回は往復40分ほどかけて滝2つを見てきました。1つ目の滝はこんな感じ。水の色が独特です。行ってみたいところのひとつである中国の九寨溝はこれのさらに発展系なのでしょうか。この場所の近くには鍾乳洞も数多くあるそうです。
Namtok1

滝の2つ目の遠景(滝直下)はこんな感じ。大勢の人で賑わっています。タイ人はあまり人前で肌をさらすことを好まないので、皆服を着て水遊びを楽しんでいます(温泉やプール、海もです)。
Namtok2

今回はあまり時間もなく、植物もこれは!といったものは見ていないのですが、、、個人的にタイらしくていいなぁ、と、しみじみ思った植物を掲載しておきましょう。

一つ目のは熱帯の竹。日本のものに比べて地下茎が発達せず、見事な株立ちをしています。
Bamboo

竹林なるとこんな感じ、(他の植物がなければ)林床はとても歩きやすそうで良いですね(同じ公園内にて)。
Bamboo2

タイは世界で有数の竹の種類が多い国だそうです(記憶が正しければ確か2位。1位はもちろん中国です)。自生のものかどうか分かりませんが、ドイステープ山にあるBhubing Palaceにはこのような巨大な竹が植栽されていました。2mを超えてもタケノコと言えるレベルです、デカスギル!(この写真は2009年8月14日撮影)。
Bamboo3

最後におまけとして、Barleria siamensisが咲いていました。スミレに似ているので、遠目で見てドキッとしましたが、やはり近くで見るとキツネノマゴ科(Acanthaceae)の植物。分かってはいるものの、タイでスミレになかなか出会えない身としては何度見ても良いものです。
Barleria_siamense2

 

2009年9月13日 (日)

River Kwai International Half Marathon

カンチャナブリーで開催されたマラソン大会
River Kwai International Half Marathon
に参加してきました。
今年で28年目を迎える伝統ある大会だそうです。
参加者は1500人で締め切られるということなので、それくらいの方が例年参加されているのでしょう。
Marathon1

大会には21kmと10.5kmの2部門があり、
今回参加したのはもちろん距離の短い10.5kmの部門。

コースは、開催場所が山手の場所なので、折り返し地点までの往路は緩やかな登りが続き、復路は緩やかな下りが続くという、走っていてとても楽しいものでした。復路では後ろ向きに走ったり横向きに走ったり・・・下りは楽で良いですね。あと走っていて驚いたのは、一応警察が走行区間の入口に立って注意を促していましたが、交通規制は特にしている訳でもなく、車やバイクも普通に通行していてお互いが気を付けるだけ・・・さすがタイ、色んな意味で面白いものでした。

結果は約54分。マラソン大会に参加して10km近く走るのは実は2度目だったので、以前に比べてちょっと余裕を持って走ることができました。とりあえず私は10kmは走れるようです。ただ、相変わらず練習もせずに臨んだので、体力と精神力はもう少し持ちそうでしたが、足が持ちませんでした。次の(否応なく参加しなくてはならない)コンケン国際マラソンはどの部門に出場すべきか迷うところです。

ちなみに、カンチャナブリーまでは、諸々の事情により、コンケンから車で行きに10時間、帰りに12時間車の行程でした。夕方着いて、朝6時からマラソンに参加して、夜の10時に帰宅。タイ人は相変わらず元気、というかタフですね・・・日本人としてもう少し頑張らねば!

2009年9月10日 (木)

Ferns (Phu Luang)

今日はシダです。

Oleandra sp.
ツルシダ科(Oleandraceae)の日本には分布していない属で、ちょっと変わった風貌をしています。日本でもお馴染みのタマシダ(Nephrolepis cordifolia)とは随分違ってます。岩などにたくさん着生しているのを見ることができました。なかなかかっこいい。
Loleandra_sp

これはキクシノブ(Humata repens, Pachypleuria repens)そのものでしょう。タイで出会うとは・・・好きなシダのひとつ、相変わらず綺麗です。
Lhumata_repens

次はキクシノブと同じシノブ科ですが、属は違ってシノブ属(Davallia)でもやはり種名までは分かりません。タイにやってきてシノブ属の仲間は3種類以上見ていますが、どれがどれだか何が何だか・・・やはり使える図鑑が欲しいです。
Lsinobu

Lycopodium sp.
チシマヒカゲノカズラのような気もしますが、、、情報が乏しくよく分かりません。着生Lycopodiumをもっと見てみたい。
Llycopodium_sp

Selaginella sp.
イワヒバ属なのですが、、、それ以上はやはりよく分かりません。
Lselaginella_sp

うーん、結局分からないものばかり、、、とある文献によると、Phu Luangに固有のシダもあるそうですが、さっぱりです。バンコクの大学に通うシダ屋の友達(B4)ができたので、彼に色々と教わりたいところ、実家がシダ屋(園芸)とのことなので、まずはお宅訪問から・・・。

2009年9月 8日 (火)

Trees (Phu Luang)

トレイル沿いには、植物の説明をしている看板があり、いくつか学名を知ることができました。それ以外はタイ語なので全く理解不能でしたが・・・。ということで、名前の分かった樹木を3種類+おまけ1種類を紹介しておきます。(Baeckeaは看板では学名がAaeckiaになっていて、少しだけ混乱しましたが)。

Baeckea frutescens
フトモモ科の植物で、中国~インドネシア~ボルネオ~オーストラリアと広域分布している植物だそうです。これがフトモモ科・・・確かにギョリュウバイ(属は違ってLeptospermum)に近いような。熱帯では本当に多様に分化しています。
Baeckea_frutescens

Dacrydium elatum
スギ(Cryptomeria属)の仲間かと思ったのですが、そうではなくマキ科の植物。この属の仲間はオーストラリアからインドシナ、南米にも分布しているそうです。うーむ、、、これも花を見ないと納得できそうにありません。
Dacrydium_elatum

Pinus kesiya
カシアマツ(ケシアマツ)。
分かりやすいマツです。ネットには東南アジアに主に分布していて、建材やパルプ材などに利用されているとありました。
Pinus_kesiya

Aeschynanthus sp.
案内板は花を手掛かりに属までは分かったのですが、そこで行き詰ってしまいました。タイのお花屋さんでもこの仲間が売られているのを目にしたことがあります。日本のイワタバコからはちょっと想像できませんが、同じイワタバコ科の植物。樹木の幹や地面を這うように生え、木と言って良いのかどうか分かりませんが、古い茎が少し木質化していました。
Aeshynanthus_sp


2009年9月 7日 (月)

Orchids (Phu Luang)

ちょっと見づらい写真ばかりですが、Phu Luang National Parkで見られたランの写真をまとめて掲載しておきます。今回見たのはこれだけですが、時期外れに咲いていた花もいくつか存在。多くの種類のランが咲くのは前回の記事にも記した通り、乾季の12月から、特に2月がベストシーズンのようです。

Habenaria rhodocheila
広域分布していて、花の色も白色、ピンク色、濃赤色、黄色と大きく変異のある種だそうです。この場所では草地にオレンジ色の花を咲かせる集団でしたが、翌日訪れた別の場所では渓流の岩場でピンク色の花を咲かせてる集団でした。明らかに別モノに見えたのですが、、、変異が大きすぎて混沌としているために線引きができないのでしょうか。
Lhabenaria_rhodocheila

Calanthe triplicata
こちらも広域分布でお馴染みのツルランですが、花は日本のものと同じに見え、とても分かりやすいです。タイの林床でも見事に開花していました。
Ltururan

Coelogyne schultesii
広域分布していて花の形や色に多少の変異がある種のようです。比較的普通に着生(まれに地生)しているのを見かけました。Coelogyneはランの中でも好きな部類。花の形が何となくスミレに似ているような似ていないような・・・。
Lcoelogyne_schultesii

Tonia alba
花は普通下向きに咲きますが、約5㎝と大きく見ごたえがあります。ここでは地生でしたが、環境によっては着生でも見ることができるらしいです。どうせなら着生で見てみたい、ということでもっと標高が高い霧の出るところに行かねば。
Ltonia_alba

Eria sp.
Eria spicataかEria glaburiferaのどちらかと思うのですが、2冊ある手持ちのラン図鑑ではそれぞれの学名にお互い異なる写真が掲載されており、どちらが正しいのか分かりませんでした。お手上げです。
Leria_spicata

Liparis sp.
ようやく見つけたLiparis属の仲間ですが、手持ちの図鑑には該当する種は掲載されておらず、残念ながら種名は分かりませんでした。地味にシブイ、こういう花も好きです。
Lliparis

2009年9月 5日 (土)

Phu Luang National Park

(最近ネタに乏しいので、)約1ヶ月前に訪れたものの、紹介する時間がなくて先送りにしていたPhu Luang National Parkについて触れておきたいと思います。

まずはいつも通り、トレイル沿いの風景写真から。

今回は無難な周回コースを1時間半くらいかけて歩きました。何本か伸びているうちの1つ、その入口の写真です。台地上は年間を通してガスがよくかかり、土壌や風によっても制限されるので低木~中木が多いです。
Lroad1

開けた場所にはイネ科やカヤツリグサ科の群落に、ピンクのショウガ科植物Caulokaempferia thailandica、小型のトレニアTorenia siamensisなどが混生。後者の2種は満開でした。
Lroad2

トレイル沿い(単に歩きやすいためにそこに道を通したのかもしれませんが)、露岩も多く見られます。写真はツツジ科のAgapetes saxicola。他のツツジ科としてはRhododendron simsii(シナヤマツツジ)やR. lyiも普通に生えていました。が、ツツジ類は乾季に開花期を迎える模様。
Lroadagapetes_saxicola

そして木や岩には、これでもかと言う程ランが豊富に着生しています。20種以上は軽く超え、それからはもう訳が分からなくなって何種類あるのか把握できませんでした。バルボとかデンドロとかもうね・・・花がないとまだ識別できるレベルではありません。数種類は開花していましたが、多くは乾季に花を咲かせるようです。
Lroad4

最後は・・・トレイルの終盤で再び森沿いを歩くことに。台地の斜面近くでしょうか。やや谷になっているところは森が発達し、林床にはやや大型のショウガ科植物(Hedychium ellipticum?)も。日本と同じマンリョウも分布していました。
Lroad5

2009年9月 3日 (木)

アリの引っ越し

職場でパソコン仕事をしていたらアリの行列が目に入り、まさかと思って行き先を辿っていくと・・・自分のパソコンの中に次々とアリが吸い込まれていくではないか。ああ、やはりか・・・。とりあえず場所を移動してアリから退避。すでに入ってしまったアリ達はそのうち出て行ってくれることを祈るのみである。

タイに来て二度目のことなのでさほど驚かないが、暖かいというよりは、発熱しているのですごく熱いのに、、、何が彼女らをそうさせるか、相変わらずの謎である。

写真はLeucopogon sp. (L. parviflorus?)。
ツツジ科の低木で、世界に230種分布する本属のうち、約200種がオーストラリアに分布しており、オーストラリアでは特にこの手の仲間、荒れ地や荒野(Heath)に生える植物もHeath(s)と呼んでいるそうです。"Heath refers to both a type of vegetation and a group of plants."。花は違うけれど、植物体の外観は同じツツジ科のエリカに通じるものがあります。
Leucopogon

2009年9月 2日 (水)

9月近況

もう9月。2週間職場を不在にしていたおかげで、仕事が溜まりに溜まってしまいました。少しずつ回していかねば。

と思っていたところ、来週の視察の予定が(する方ではなく、される方)、本日、その予定は先方の都合によりキャンセルということが判明。お偉方の来訪に対してプレゼンや圃場の説明等をどう英語で説明すべきか思案していたので、ほっと一安心です。これで今週は安心して仕事の整理に勤しめそう。やれやれ・・・

写真はHibbertia sp.
この属はオーストラリアを中心に分布する(115種のうち110種が分布するとか)、Dilleniaceae(ビワモドキ科)の植物。そんな科があったとは・・・もちろんこの属の植物を見たのは初めてです。
Hibbertia

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